穴吹興産株式会社(あなぶきこうさん)は、香川県高松市に本社を置く総合不動産会社。高品質「アルファ」ブランドのマンション分譲を展開している。対外的な表示はひらがな書きを混ぜた「あなぶき興産」を使用する[1]。
西日本エリアの地方県庁所在地および郊外地域を中心に430棟(22,000戸)以上の供給実績を持つ「アルファ」ブランドの分譲マンション事業を展開している。アルファマンションシリーズはエリア特性を熟知したマンション開発を行っている。近年[いつ?]では西日本エリア以外(東京都、千葉県、静岡県、長野県、群馬県)でも「アルファ」マンションシリーズの分譲を行っている。一般的な分譲マンションだけではなくリノベーションマンションや、コーポラティブハウス、再開発も手掛けている。
1964年、穴吹工務店社長(当時)の穴吹夏次により、穴吹工務店グループの企業として設立された。しかし、当初から資本関係は独立した形であった。これは夏次と夫人・キヌヱが「資本三分割法」を実践した結果であったという[2]。
穴吹興産が1985年にマンション分譲事業に参入したことで競業関係となり、穴吹工務店グループより独立したが、創業家の人的関係は残り、シンボルマークは夏次の没後2年が経過した2002年まで共通のものを使用し、2002年に現行のCIマークを制定している(同時期に穴吹学園も独自のCIマークを制定)。
穴吹工務店が会社更生法を申請する前は、社長が兄弟同士(夏次の子息)という関係であったが、その後穴吹興産が株式を上場し、穴吹工務店が穴吹家の手を離れ、非上場のまま大京の傘下となったことから、穴吹工務店とは資本だけでなく人的にも関係が解消され、全く別の企業及びグループとなった。また穴吹学園とは創業家の人的関係は残っているが、事業面での関係が希薄となっている。
なお、マンション管理業の穴吹ハウジングサービスは子会社ではなく、実質的な親会社であるため、あなぶき興産グループには属さず、あなぶきハウジングサービスグループという別個の企業グループを形成している。あなぶき興産グループとあなぶきハウジングサービスグループを総称してあなぶきグループと呼び、共通のシンボルマークを使用している。かつての穴吹工務店グループ・穴吹学園グループを含めた「穴吹グループ」とは意味合いが異なるので注意を要する。
あなぶきグループの企業数は、連結決算対象外を含めて32社。不動産のほか保険、介護、小売業、観光・ホテルなどの事業を展開し、相互の人事異動などにより相乗効果を図っている[7]。
新規事業開発やスタートアップ企業との協業にも積極的で、シェアードワークプレイス事業を展開するツクルバと協働し、「co-ba hiroshima」と「co-ba takamatsu」を2018年に開設したほか、あなぶきスタートアップ支援ファンドを組成し、事業シナジーを見込んでいる[8]。
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