秋田県立能代工業高等学校(あきたけんりつ のしろこうぎょうこうとうがっこう、英: Noshiro Technical Highschool)は、かつて秋田県能代市盤若町にあった公立の工業高等学校。1912年7月10日、秋田県工業講習所として開講。創立記念日は7月10日。略称は能工(のこう)。2021年4月に秋田県立能代西高等学校と統合し、秋田県立能代科学技術高等学校が開校[1]。
概要
生徒会が中心となって「みんなのバスケ」という交流行事を行っていた。高校バスケットボールを題材とした漫画『SLAM DUNK』(井上雄彦)中に登場する「山王工業高校」のモデルとされる[2]。
日本海中部地震によりプールが大破して以降、水泳の授業は一切行われなかった。
敷地内にあるセミナーハウス(鉄筋コンクリート造2階建て)は、各部活動や学校行事などで当直、合宿にともなう宿泊などを兼ね使用されていた。しかし近年ではアスベスト使用等の問題などが発覚し改修を行う予定で、使われる頻度は年に数回と限られていた。
沿革
- 1906年(明治39年) - 能代港町立工業補助学校を渟城高等小学校に併設
- 1912年(明治45年)4月26日 - 秋田県工業講習所として開講
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 秋田県立能代工業学校となる
- 1938年(昭和13年)4月15日 - 採鉱科設置
- 1947年(昭和22年)4月1日 - 学制改革により併設中学校(新制)設置
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 新学制実施により秋田県立能代工業高等学校となる
- 1951年(昭和26年)
- 4月1日 - 電気科設置
- 6月10日 - 土木科設置
- 1961年(昭和36年)4月1日 - 定時制課程 開校
- 1968年(昭和43年)4月1日 - 地質工業科設置(同時に採鉱科は生徒の募集を停止)
- 1972年(昭和47年)12月22日 - 木材工芸科をインテリア科、地質工業科を地質工学科と改称
- 1984年(昭和59年)4月1日 - 定時制課程普通科併設
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 地質工学科募集停止。土木科と地質工学科統合。科名を土木科とする。
- 1989年(平成元年)5月1日 - バスケットボール部全国大会優勝30回達成記念、記念碑「栄光」像、建立。
- 1990年(平成2年)4月1日 - 建築科、インテリア科募集停止。建築科とインテリア科統合し建築・木材科となる。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 定時制課程機械科募集停止
- 1994年(平成6年)4月1日 - 学科改編により、機械、電気、建築・木材、都市工学、理数工学、情報技術の6科6クラスとなる。
- 1999年(平成11年)5月2日 - バスケットボール部全国大会優勝50回達成記念式典挙行同期記念碑建立。
- 2003年(平成15年)4月1日 - 学科改編により、機械、電気、建築・木材、都市工学、理数工学の5科5クラスとなる。
- 2016年(平成28年)4月1日 - 学科改編により、機械、電気、建設、理数工学の4科4クラスとなる。
- 2018年(平成30年)4月1日 - 理数工学科募集停止。全日制は機械科、電気科、建設科の3科3クラスとなる。
- 2021年(令和3年)4月 - 秋田県立能代西高等学校と統合し、秋田県立能代科学技術高等学校が開校[1]。
校是
和衷勤労(わちゅうきんろう) - 「心の底からやわらぎ、心を同じくし、まごころをつくして励み行う」という意味である。
校歌
作詞:相馬御風、作曲:山田耕筰
- ほかにも応援歌が(1) - (5)までと「凱戦歌」がある。
学区
- 秋田県全域であった。特に、三種町、上小阿仁村、八峰町、八郎潟町より北の地域が多く通学していた。また、青森県からの生徒もJR五能線などを利用して通学していた。
- バスケットボール部等の生徒は県外からの入学者も多く、学校隣接寮「松籟寮」、能代市内の下宿先からの通学者も含まれていた。
教育課程
部活動
運動部
- 硬式野球部
- ラグビー部
- バレーボール部
- 陸上競技・駅伝部
- ウエイトリフティング部
- バスケットボール部
- ソフトテニス部
- 空手道部
- 軟式野球部
- 柔道部
- 山岳部
- 卓球部
- 剣道部
- テニス部
文化部
同好会
主な成績
学校行事
- みんなのバスケ(生徒会が中心となって企画する対外交流行事)
- オープンゲーム
- 車椅子バスケットボールの体験講座や試合
- 招待チームと能代工業高校バスケットボール部との試合
出身者
バスケットボール選手
その他
脚注
関連項目
外部リンク
部活動実績 |
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