『真理ちゃんとデイト 』(まりちゃんとデイト)は、1972年 10月5日 から1973年 3月29日 までTBS系列局 で放送されていたTBS 製作のバラエティ番組 である。正式名称は『ミュージカル・メルヘン 真理ちゃんとデイト 』。全26回。放送時間は毎週木曜 19:00 - 19:30 (日本標準時 )。
概要
当時の人気アイドル・天地真理 が司会を務めていた真理ちゃんシリーズ の番組第1弾。番組は、毎回天地が5体の人形たちと歌ったり踊ったりトークをしたりする模様を放送。また、当時の人気芸能人たちをゲストに招いていた。
スタッフ
登場人形
番組には以下の人形たちが登場。これらはすべて石森章太郎(後の石ノ森章太郎 )がデザインしたものである。
ニンジン
声 :松島みのり (~12回、24回)、増山江威子 (22回)
2頭身の小柄な男の子。胸にハートのマークが有る。肌は薄いニンジン色で、黄色い髪の毛をしている。
可動する目パチで 瞼を閉じたり 上目遣いが出来る。両手は棒で操作されている。 (1回~12回、22回、24回、登場)[ 1]
ヒネクレ(ヒネクレール)
声:はせさん治
体色はグレー。正確は 多少素直ではない。太い眉毛の持ち主。
左右に動く目、上下に動く太い眉が可動する。少し癖のあるナチュラルではない大阪弁を使う。演者の両手を利用するタイプの、二人で操作する人形。
ノッペラ
声:つかせのりこ
文字通りノッペリしている。体の色は白く、身体は棒状。四角い目が2つ隣接してついているが口はない。(15回から、少し離れた丸い目で回転するギミックに変更)(17回まで登場、20回、23回、26回にも登場)[ 1]
ゴマスリ(ゴマスリ亭ニッパチ、ニッパチ)
声:滝口順平
頭はドラムセットのハイハットのような形状。体色はライトベージュの地にピンクと水色と薄い黄色の細かな星柄の木地で 全体的にパステルカラー。ゴマスリが得意。口癖は「ゲス」。
口パク、両耳たぶの回転、目の玉を回転させる事で目の表情が変わる 等の可動部分がある。演者の両手を利用するタイプの、二人で操作する人形。
オレオレ (ドヒャマン亭オレオレ)
声:大塚周夫
細身の長身でワニのような大きな口が前方に突き出している二足歩行の恐竜。お腹側がオレンジで背中側が緑色。前歯の二本は金歯で、右側の金歯にはリボンをつけている。
可動する部分は口パクと左右に動く目。両手は棒で操作されている。 (12回まで登場)
バンダ
声 :富田耕生
「オレはヨ~、オレはナ~」を繰り返すのが口癖の 鼻の頭がピンク色のパンダ。のんびりした性格。
演者が左手を使って口パク、演者の片手をそのまま人形の片手に利用するタイプの人形。人形の片手はダミーで動かない。 (13回から登場)
クイクイ
声 :野沢雅子
体色はピンク。頭と胴体を含めて、パイロンのような体型で、後頭部まで拡がる程の大口。興味のあるものは何でも じっと見つめていたかと思うとパクっと食べてしまう。
目が左右に可動する。演者の手での口パクと、演者の両手をそのまま人形の両手に利用する、二人の演者で操作するタイプの人形。 (13回から登場)
コッペ
声 :大山のぶ代
黄色と黒のトラ猫。
演者が口と両手を操るタイプの人形
目が左右に動く。
最終回のみ、後番組「となりの真理ちゃん への告知の為に登場。
最終回では、名前を紹介していない。
パクロン
声 :松島みのり
緑一色のボア生地の身体に、薄いピンクのタラコ唇。
演者が口と両手を操るタイプの人形。
目は円形の透明のパックの中で 黒目が自由に動く仕掛け。
谷啓からは「緑一色 」と呼ばれている。
最終回のみ、後番組「となりの真理ちゃん への告知の為に登場。
最終回では、名前を紹介していない。
主題歌
『真理ちゃんとデイト』
第17回から使用
当時のエピソード
この番組では天地と人形たちの会話が番組の中心を担っていたが、深夜まで収録が及んでいたため、ニンジンの声を務めた松島みのりから、疲れたときにはよく励まされたという[ 2] 。
放送リスト
回
放送日
サブタイトル
ゲスト
1
1972年 10月5日
(不明)
小柳ルミ子 、布施明
2
10月12日
ザ・ドリフターズ [ 3]
3
10月19日
いしだあゆみ
4
10月26日
南沙織
5
11月2日
トワ・エ・モワ
6
11月9日
沢田研二
7
11月16日
布施明
8
11月23日
欧陽菲菲
9
11月30日
千葉紘子
10
12月7日
真理ちゃんの恋人?出現
和田アキ子
11
12月14日
でしゃばり峠に順が来た
井上順
12
12月21日
生れて初めてのキッス
ゴールデンハーフ
13
12月28日
だけどあなたが一番好き
欧陽菲菲、小松政夫
14
1973年 1月4日
花はどこへ行った
沢田研二、麻丘めぐみ
15
1月11日
オレはよオ・・・・・ドロボーだ!
ハナ肇 、谷啓 、山口いづみ
16
1月18日
知りすぎちゃあダメ!
野口五郎 、岸部シロー
17
1月25日
真理ちゃんだよ!全員解散!
ザ・ドリフターズ
18
2月1日
好きで愛してヘンなのよ!
植木等
19
2月8日
お二階ですよ!チューですよ!
堺正章
20
2月15日
ねェねェ!それどいう意味?
谷啓、布施明、アグネス・チャン
21
2月22日
ミニミニ寅さん只今参上!
なべおさみ
22
3月1日
パリ、パリのパリ野郎
岡田眞澄 、小川知子
23
3月8日
バカな刑事のなにわ節!
玉川良一 、小山ルミ
24
3月15日
リズムでお茶を!
沢田研二、いしだあゆみ、ハナ肇(特別出演)
25
3月22日
イテテッ!注射違反だぞ!
萩本欽一
26
3月29日
ねェー引越して来ていい?[ 4]
井上順、谷啓
放送局
木曜 19:00 - 19:30
漫画
当時「石森プロ」に所属していた細井雄二 によって、「小学二年生 」(小学館 )の1972年12月号から1973年4月号まで連載された。
CS放送
脚注
参考文献
ザ・石ノ森章太郎I (蝸牛社刊)[要ページ番号 ]
石ノ森ヒロインレクシコン(竹書房)p.50
TBS系列 真理ちゃんシリーズ
前番組
番組名
次番組
(なし)
ミュージカル・メルヘン 真理ちゃんとデイト (1972年10月5日 - 1972年3月29日)
TBS系列 木曜19:00枠
ミュージカル・メルヘン 真理ちゃんとデイト (1972年10月5日 - 1973年3月29日)
ミュージック・ホームドラマ となりの真理ちゃん (1973年4月5日 - 1973年9月27日)
シングル スタジオ・アルバム
水色の恋/涙から明日へ - ちいさな恋/ひとりじゃないの - 虹をわたって - 明日へのメロディー - 若葉のささやき/さよならだけ残して - 恋する夏の日 - 空いっぱいの幸せ - 恋と海とTシャツと/恋人たちの港 - 小さな人生 - 童話作家
ライブ・アルバム その他のアルバム ベスト・アルバム(LP)
ギフト・パック 天地真理(1972年版) - ギフト・パック 天地真理(1973年版) - 天地真理ヒット全曲集(1974年版) - 天地真理デラックス - 天地真理ヒット全曲集(1975年版) - Best of Best 天地真理のすべて - 天地真理ヒット全曲集(1976年版) - THE BEST / 天地真理(1977年版) - THE BEST / 天地真理(1978年版) - THE BEST / 天地真理(1979年版) - THE BEST / 天地真理(1980年版)
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