甲賀郡(こうかぐん)は、滋賀県(近江国)にあった郡。
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。
2010年(平成22年)国勢調査に基づく当該区域の面積は554.76k㎡、人口は147,595人。3
鈴鹿山脈南嶺より水口丘陵、甲賀丘陵、そして県南部、盆地状の高原、信楽高原へと至る地域を呼ぶ。滋賀県南東部一帯を占め、中世には郡中惣として自治意識が高かった。また人の住まう場所として歴史は古く、はるか縄文時代から人の営みがあったことが2003年12月に判明した。主要河川として郡の北を西北西に野洲川が、南東部を郡中部で野洲川に合流する形で杣川が、信楽の中心部を北西に大戸川が流れる(西方で瀬田川に合流)。主要交通機関として、国道1号、国道307号、JR西日本草津線が通る。古くは、中世の甲賀郡中惣が有名である。近江12郡中、唯一琵琶湖に面していない。
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*印は消滅。