最高峰は女山(めやま)とも呼ばれ、そこから南側になだらかな稜線をたどると男山(おやま)山頂がある。南東側に対峙する岩峰の子持権現山 (1,677 m) と共に古来より石土信仰の対象とされ、女山山頂には蔵王権現、男山山頂には石土古権現の祠が祀られる。瓶ヶ森を含む石鎚山脈一帯は石鎚国定公園に指定されている。愛媛県と高知県の県境からやや北側に外れた位置にある山頂には二等三角点「亀ケ森」(1,896.22 m) が設置されている[5]。石鎚山、笹ヶ峰とともに伊予の三名山とされる[誰によって?]。
瓶ヶ森林道沿いから登るのが最も気軽な登山となり、大駐車場 (1,670 m) から約40分で男山頂上、さらに稜線を約30分たどれば女山頂上へ至る。氷見二千石原の中の道を通ると約40分で直接女山へ至る。しかし、西条市の石鎚登山ロープウェイより数百メートル奥の西之川 (432 m) から鳥越岩を経るルートおよび東之川 (548 m) から幾島新道(2010年9月現在は廃道となり旧道を迂回する)を経て登るルートが本来の登山道である[2]。また、東之川より北側の菖蒲峠を経由する登山道も、2010年9月現在は廃道となっている。瓶壺へは、瓶ヶ森林道駐車場から西之川の方向へ約1 kmである。