涪陵区(ふりょうく[1])は中華人民共和国重慶市に位置する市轄区。ザーサイの名産地として知られる。また、鎌倉市にある臨済宗の本山、建長寺である蘭渓道隆の故郷でもある。
長江の支流・烏江が南から流れ、長江に合流する地点にある。域内には低い山が広がる。重慶市の中で3番目の広さを持っている。
区名は区内を流れる烏江の旧称である涪水と、巴国陵墓の所在地であることから命名された。
周代は巴国の版図であり、戦国時代中期より楚の領土、後に秦が楚を征服すると巴郡を設置された。前277年、枳県が設置され、347年(永和3年)に東晋により涪陵郡が設置された。西魏には合州、隋代には涪州が設置された。元代以降は重慶府涪州として清末まで沿襲された。中華民国が成立すると涪陵県は当初東川道の管轄とされたが、1928年に四川省に改編された。
中華人民共和国が成立すると1950年1月に川東行署涪陵専区が設置され、1968年に涪陵地区と改称、1995年に地区級の涪陵市に改編され、更に1998年6月に重慶市管轄の涪陵区となり現在に至る。
下部に9街道、16鎮、2郷を管轄する。
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