沙坪垻区[1](さへいはく)は中華人民共和国重慶市に位置する市轄区。日中戦争の頃は沙磁区の名で呼ばれた。現在は重慶市街地の人口の密集する一角であり、重慶大学や西南政法大学・西南大学をはじめとする大学や研究機関が集まるほか、企業なども多く集中している。
沙坪垻区は重慶市北西部に位置し、重慶市街地の一部をなす。区は嘉陵江の西岸に広がっている。
東は江北区及び渝北区と、北は北碚区と、南は九竜坡区と、西は璧山区と接している。
区内の磁器口は、嘉陵江下流に面した交易の町として明・清代より盛んで、現在も古い街並みを残している。日中戦争の際、重慶に国民政府の臨時首都が移ると、中国各地からの大学や、郭沫若や巴金など中国の主だった文化人も重慶に避難し、沙坪垻や磁器口に移り住んで文化活動を続けた。1938年、避難してきた大学や研究機関、メディアが集積する沙磁には「沙磁文化区」が作られ、自治委員会が形成されている。
下部に21街道、5鎮を管轄する。
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