沖森 卓也(おきもり たくや、1952年〈昭和27年〉7月20日 - )は、日本の日本語学者、立教大学名誉教授。二松學舍大学教授。専攻は日本語学。
三重県伊賀市生まれ。伊賀で古書店を経営していた郷土史研究家・沖森直三郎の孫。
1971年・三重県立上野高等学校卒業[1]。1975年・東京大学文学部国語国文学専修課程卒業。1977年・東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程修士課程修了。同助手。1979年・白百合女子大学専任講師、1983年・助教授、1985年・立教大学助教授、1990年・教授。2018年・定年退任、名誉教授となる。
現在、二松學舍大学教授。2023年、文化庁長官表彰[2]。
1999年「日本古代の表記と文体」で東京大学より博士(文学)の学位を取得。
国語政策に関して革新主義的思想を述べている。特に日本語の「国際化」に関しては、大量の移民の受け入れが不可欠であるとして、日本語の平易化を推している。具体的に、頻出度が低い漢字の使用をやめる漢字制限や、わずかなニュアンスの違いしかない言葉の一部を使用しなくなる語彙制限、高低アクセントの自由化などで、例えば「インドネシアから来ている看護師になりたい人たちから見」て日本語が習得しやすいように、徐々に改革していくべきとしている[3]。
また、文字体系の複雑さ(文字種の数や字音・字訓の多様性)や語彙の豊富さがゆえに日本語を面白く感じる日本語学習者がいるのに対し、沖森は「日本語が面白いかどうかと聞かれたら、ニュートラル」だとも述べている。
この項目は、学者に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:人物伝/P:教育)。