株式会社明治書院(めいじしょいん)は、東京都新宿区にある日本の出版社。
1896年(明治29年)、三樹一平(1859-1924)が、国文学・漢文学・国語教育の専門出版社として創業[1]。社名は三樹の遠縁である文学者・落合直文が命名。与謝野鉄幹が編集長を務めた。
1933年(昭和8年)には徳富蘇峰の民友社を吸収[1]、1934年(昭和9年)には高島米峰の丙午出版社を買収した[1]。「国漢の明治」と称され、特に後述する『新釈漢文大系』を刊行重版しており漢文学界で多大な貢献がある。
三樹一平は安政6年神奈川県生まれ。横浜師範学校卒業、小学校訓導、郡役所書記などを務めたのち上京、教科書出版社の文学社に入社、独立して明治書院を創業[1]、与謝野鉄幹の『東西南北』を刊行した。4代目社長は森下松衛(1876-1958)で、群馬県出身、國學院大學卒、明治書院に入社し、社長。日本教科図書販売株式会社(現・日教販)の発起人総代となった。その後の歴代社長は、文入宗義、三樹彰(1915-2002)などと続く。2016年9月に、創業家の三樹蘭が女性として初めて社長に就任。
『新釈漢文大系』(全120巻)は明治書院の看板書目で、岩波書店の『日本古典文学大系』、筑摩書房の『現代日本文学大系』と並んで、『三大文学全集』と呼ばれている。2018年、同シリーズで第72回毎日出版文化賞、第66回菊池寛賞を受賞した。
他にも、現在、高等学校国語(現代文、古典)の検定教科書をはじめ、日本文学・漢文学・国語教育他、関連ジャンルも出版する。
関連会社、真珠書院(昭和39年11月3日創業 )において、教科書ガイド、学習参考書、実用書、パール文庫を出版する。
文庫
「文部科学省検定済教科書」 高等学校国語教科書専業。
国語国文、漢文関係の学術書など
品切れ・絶版のものでも、問い合わせの多い書籍については1冊から受注生産してくれるサービスがある。
高校の教科「国語」は旧課程は6科目、明治書院から出版されている検定教科書は8種類。
令和4年度からの新課程は6科目、明治書院から出版されている検定教科書は6種類。
など
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