出版社(しゅっぱんしゃ)は、書籍や雑誌などを発行する会社。
概説
新規性など商業的な交換価値のある情報を社会で公共化することを主な目的とする。
日本標準産業分類において、かつて出版社は製造業に分類されていたが、2002年の改定以降は情報通信業の映像・音声・文字情報制作業(G41)に該当する[1]。
日本の出版社の多くは東京一極集中の傾向にあるため、それ以外の地方を本拠とする出版社を地方出版社と呼ぶこともある。地方出版社としては、無明舎出版(秋田県)などが挙げられる。
東京大学出版会など、大学が大学出版局を持っているところもある。他方、新聞社は伝統的に出版事業も行っている場合が多い。
印刷会社が受注生産であるのに対し、出版社は原則的に見込み生産である(自費出版・カスタム出版の請負などを除く)。個人で運営する「ひとり出版社」を起業する編集者もいる。経営リスクは高いが、自分の好きな本を企画できる利点もある[2]。
欧米では国境を超えた激しい市場競争があり、メディア・コングロマリット化が進んでいる。
各国の主な出版社
日本
英語圏
ドイツ語圏
フランス
イタリア
スペイン語圏
台湾・香港
台湾
- 東立出版社(Tongli Publishing)
- 長鴻出版社(Ever Glory Publishing)
- 尖端出版(Sharp Point Press)
- 青文出版集団(Ching Win Publishing)
- 台湾角川(Kadokawa Taiwan)
香港
- 玉皇朝出版集団(King Comics)
- 天下出版(Comicsworld)
出版関連団体
出典
関連項目
出版業界誌