江府町(こうふちょう[1])は、鳥取県の西部に位置する町。町名は町内を流れる日野川、俣野川、船谷川、小江尾川など「河川が合流し府(中心)となす」ところから名付けられた[2]。日野郡に属する[1]。
概要
鳥取県の西部にそびえる大山の南麓(奥大山)[3]、岡山県との県境にある。日本最大のブナ原生林が広がり、水資源が豊富で、サントリーが進出して「奥大山の天然水」を製造している[3]。豪雪地帯にも指定されている[4]。
同町は過疎地域に指定されているが、町の中心部にはJR西日本伯備線と国道181号、米子自動車道が通過しており、鳥取県西部の中心都市米子市とは自動車で30分程度である[3][1][5](「米子都市圏」参照)。
地理
人口
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江府町と全国の年齢別人口分布(2005年)
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江府町の年齢・男女別人口分布(2005年)
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■紫色 ― 江府町 ■緑色 ― 日本全国
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■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性
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江府町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
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5,538人
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1975年(昭和50年)
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5,025人
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1980年(昭和55年)
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5,015人
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1985年(昭和60年)
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4,757人
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1990年(平成2年)
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4,528人
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1995年(平成7年)
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4,316人
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2000年(平成12年)
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3,921人
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2005年(平成17年)
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3,643人
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2010年(平成22年)
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3,379人
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2015年(平成27年)
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3,004人
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2020年(令和2年)
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2,672人
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総務省統計局 国勢調査より
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隣接市町村
歴史
行政
- 町長:白石祐治(2016年8月1日就任、2期目)
- 町議会:議員定数10人
役場
姉妹都市
町章・町旗
- 町章は「コ」「ウ」「フ」を図案化したもので1954年12月に制定され、町旗は地色が紫で紋章が白色を規定して1985年6月1日に制定された。[6][7][1]
経済
農林業とジビエ
米や白ネギ、トマトを栽培し、乳牛や和牛を飼育している[9]。
農作物を食害するイノシシやシカを捕殺してジビエ肉として加工・販売している[10]。
工業
奥大山の水が特産であることから水工場が立地している[11][5]。
商業
スキー場が立地している。[5]
地域
大字
郵便番号 |
大字名
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689-4401
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江尾
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689-4402
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小江尾
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689-4403
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久連
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689-4411
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武庫
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689-4412
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下安井
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689-4413
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洲河崎
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689-4414
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俣野
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689-4421
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宮市
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689-4422
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杉谷
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689-4423
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美用
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689-4424
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御机
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689-4425
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下蚊屋
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689-4426
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助沢
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689-4431
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佐川
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689-4432
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柿原
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689-4433
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吉原
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689-4434
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大河原
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689-4435
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貝田
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警察・消防
図書館
福祉
病院
公園
郵便局
金融
教育
交通
鉄道路線
バス
道路
高速道路
一般国道
県道
情報通信
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡
観光スポット
- 奥大山スキー場
- 鏡ヶ成(スキー場・キャンプ場・休暇村奥大山)
祭事・催事
- 奥大山ひなまつりコレクション(3月上旬~4月下旬)
- 江尾十七夜(8月17日)
江府町を舞台とした作品
- 天の蛍―十七夜物語―(2015年、今井出版)
- 松本薫による時代小説。戦国時代、出雲国に生まれた波留(はる)を主人公とする物語。タイトルに含まれるように江尾十七夜をはじめ、江美城とその城主であった蜂塚右衛門尉も作中に登場する。2017年には同小説を原作とした漫画(作画・小村博明)も出版されている。
出身有名人
関連項目
参考文献
脚注
外部リンク
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