森永 康平(もりなが こうへい、1985年〈昭和60年〉2月5日 - )は、日本の証券アナリスト、闘う経済アナリスト、実業家。株式会社マネネ代表取締役社長。父は経済アナリスト、獨協大学経済学部教授の森永卓郎、祖父は元毎日新聞社記者、獨協大学外国語学部教授の森永京一。
来歴
埼玉県所沢市出身[1][2]で、幼少期は小児喘息やアトピーのため激しい運動ができなかった。中学生時代に、父が勤務先で執筆した経済リポートを持ち帰り「裏紙に絵でも描くのに使え」と与えた。絵を描くのに飽きた頃に経済リポートを読んだが、基礎知識がなく理解が難しく、解説を頼むと経済学の教科書を2冊渡されて「自分で勉強しろ」と諭されて以来経済に興味をいだく[1]。川越市の高校を卒業し[2]、2007年3月に明治大学政治経済学部[3][4]を卒業してSBIホールディングスに入社[3]する。
SBIアセットマネジメントで日本の中小型株式のアナリストを務め、エコノミスト業務も担当する。2010年からSBI証券投資調査部外国株式課で機関投資家として企業分析やマクロ分析[5]を担当し、2013年から同証券会社兼商品企画部外国株式室長 グローバルストラテジスト[6]を兼任する。インドネシアに1年以上駐在後、外資系運用会社へ転職する。楽天証券で新規事業立ち上げを担当し、以後台湾の金融系IT企業、マレーシアで起業を経て、2018年6月に子供向け金融教育を主業とする株式会社マネネを設立して代表取締役社長に就く。現在はキャッシュレスベンチャー企業のCOOや、AIベンチャー企業のCFOを兼務する。
SBI証券勤務時代から投資情報を発信して「森永卓郎の息子[4]」と称され、2012年以降マスメディアで共演する[7]。
公職
- 経済産業省「物価高における流通業のあり方検討会」委員
人物
- 中学3年時に父がタレント活動を開始し、『ニュースステーション』(テレビ朝日)やバラエティ番組に出演し始めたことは周囲の人々から指摘されて気付く。父が出演した番組でも発信されたが、4歳年下の弟と「父親みたいな生き方をしない」と互いに誓い合う[1]。父は仕事で帰宅が遅く休日も家族と過ごす日数が少なく、家庭内で「母子家庭である」と認識され、卓郎を赤の他人扱いをした時期がある。父とともに外出する時は変装させて時間差で動くように指示していた[8]。メディア発信を始めて以後、共演者から父親似と言われるが本人は「母親似である」と語る[9]。
- 父から渡された経済学の参考書を中学時分で読了したことから経済に興味を持ち、大学は政治経済学部に進学した。既に基礎知識が身に付いていたので大学の授業は易しかった[1]。
- 証券会社で新興国などの経済分析を務めて海外出張も多かったが、8時間以上の長時間搭乗が苦痛でトランジットする旅程を組んだ。のちに長時間フライトになりにくいASEAN各国がメインの調査対象になった[10]。
- 父は康平をマリオと名付ける予定であった[11]。
- 文化放送『おはよう寺ちゃん』で毎週水曜日にレギュラー出演し、司会の寺島尚正が卓郎のラジオの発言引用してコメントを求めると、同業の父を老害や時代遅れとして批判する。
- 卓郎が炎上発言をすると、康平のtwitterへ卓郎宛の苦情が殺到する。
- 小比類巻貴之がプロデュースする「EXECUTIVE FIGHT 武士道」でキックボクシングの選手として2023年9月に出場し、10月に国内最大級の地下格闘技イベント「令和熾烈大合戦」で総合格闘技 (MMA) に出場した。
著作
単著
共著
出演番組
テレビ
ラジオ
インターネット映像配信
コラム
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク