松源寺(しょうげんじ)は、東京都中野区にある臨済宗妙心寺派の寺院。
概要
天正年間(1573年~1593年)、勅諡霊鑑普照禅師によって開山された。元々は江戸番町(現・東京都千代田区番町)に位置していたが、1613年(慶長18年)の江戸城の拡張に伴い、牛込通寺町(現・東京都新宿区神楽坂)に移転した[3]。
江戸時代、戸田忠昌が当寺を菩提寺にしたため、墓地には戸田家の墓がある[3]。
1909年(明治41年)に現在地に移転した[4]。移転の際に上記の戸田家の墓が宇都宮市の英巌寺跡へ移された。
さる寺
当寺は、別名「さる寺」と呼ばれている。当寺4代目住職の徳門和尚が渡し船に乗ろうとしたときに、猿に邪魔されて乗ることができなかった。ところが、その船が目の前で沈没したことから、猿のおかげで難を逃れることができたという逸話から「さる寺」と呼ばれるようになった。門前には猿の石像が安置されている[4]。
交通アクセス
脚注
- ^ a b 中野区史跡研究会 編『中野区史跡散歩 (東京史跡ガイド14)』学生社、1992年、90-92p
- ^ a b 松源寺中野区公式観光サイト「まるっと中野」
参考文献
関連項目