松嶋 クロス(まつしま クロス)こと松嶋 重(まつしま しげる、1978年〈昭和53年〉7月19日 - )は、日本のヤクザ。準暴力団・関東連合の元メンバー。のちにAV監督(日本映画監督協会会員)や音楽プロデューサーに転身した。AVメーカー・株式会社クロスワールドの代表取締役社長も務めた。
2022年現在は、指定暴力団・住吉会系幸平一家傘下堺組の幹部組員となっている[1][2]。東京都杉並区出身。
来歴
暴走族
杉並区立高南中学校卒業。
少年時代から暴走族に加入し、関東連合・永福町ブラックエンペラー[3]のナンバー2となる。当時のエピソードについて雑誌「実話マッドマックス」などでインタビューに応えている。同誌には当時撮影した、敵対組織の人間にシックスナインや自慰行為を強要した写真を載せるなどもしている。
暴走族時代には、特攻服やバイク、ステッカーなどのデザインや、集合写真の撮影などの広報的な役割をほとんど担っていた。後の海老蔵暴行事件でも、マスコミを使った海老蔵に対するネガティブ・キャンペーンのプロモーションを取り仕切った。[4]
芸能界デビューし同事件や詐欺で逮捕された石元太一は後輩にあたる。また、「アウトローのカリスマ」のキャッチコピーで格闘技の試合などにスポット参戦している瓜田純士は中学の一学年下の後輩であり、ブログを通じて交流をしている。
AV監督
逮捕
- 2018年1月19日、恐喝容疑で逮捕され、2018年3月10日に再逮捕された。容疑は前年6月6日、松嶋容疑者の知人が代表を務める芸能事務所に所属していたAV女優に、別の仕事を紹介しようとした会社役員の男性(30)に「どう責任を取るんだ」と因縁をつけ、渋谷区の飲食店で現金100万円と250万円相当の腕時計1個を脅し取ったとしている[7]。
- 2019年2月、東京都中野区弥生町3丁目、東京大学教育学部附属中等教育学校の近くに会社事務所と偽って暴力団事務所を置いた、都暴力団排除条例違反[8]容疑で逮捕された[9]。
- 2022年10月、東京都新宿区のバーで店員の接客態度に腹を立て店内で暴れ、店のドアなどを壊した疑いで逮捕された[10]。
脚注
外部リンク