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シックスナインの体位で行う相互
オーラルセックス の例。
左: 異性愛カップル,
中央: レズビアンカップル,
右: ゲイカップル
フェリシアン・ロップス が描くところのシックスナイン
歌川国貞 の春画 に描かれたシックスナイン(アムステルダム国立美術館 蔵)
シックスナイン とは、男女 または同性同士 が双方の性器 や肛門 に唇 や舌 で刺激を与えながら性的興奮 や快楽 を求め合う、オーラルセックス の一種。
概説
ちょうど69 の数字の形のように、双方の頭 と足 の位置が逆に(頭の位置が互い違いに)なる。英語ではsixty-nine 。四十八手 では、男性が上になった場合は互いについばむ様子から「椋鳥(むくどり)」、女性 が上になった場合は「二つ巴」がこれに近い。前戯 として行われる場合が多い。
男女ともに横になるシックスナインは「二つ巴」となる[1] 。女性 が上になった場合は、「さかさ椋鳥(むくどり)」と言い、京都では「花見車」という雅称もあった(その体位を牛車 に、女性器を花に見立てる)。
方法
一口にシックスナインと言っても、さまざまな方法がある。どちらかが上になる場合もあれば、添い寝で行うものもある。男女の身長差や体型の違いなどを考慮し、お互いが負担なくできる体勢で行う。
女性が上になるものが一般的とされている。男性側は頭部を浮かせて舐めるような状態になるので、長時間におよぶと首が疲れる場合がある[2] 。
体格で大きく勝る男性が上に乗ってしまうと、女性がかなり苦しむことになるので、体格差が大きい場合は避ける体勢となる。
男女双方が一番楽に行えるシックスナインは、男女ともにリラックスして横になる「二つ巴」である[3] 。
歴史
「互いが同時に口交を行うこと」は英語圏ではフランス語のsoixante-neuf(69)という数字の形をもとに婉曲的に表現された。「soixante-neuf」という用語の起源は、1790年のフランスで出版された『娼婦達のカテキズム 』というテロワーニュ・ド・メリクール が書いた[4] 文章にまでしか遡れない[5] 。インドのカーマ・スートラ では、シックスナインのことを、「カラス の性交」('congress of a crow'.)と表現している。[6]
インターネット・ミーム
セックスの体位に関連して、「69」はインターネット・ミームになり、ユーザーはその数字が現れると「素敵」(nice)という言葉で反応し、特に注目を集めている。これは、セックスの体位への言及が意図的であることを皮肉を込めてほのめかすという意味である。セックスの体位とその結果としてのミームとの関連性から、「69」はこれらのコミュニティでは「セックスナンバー」として知られるようになった。[7] これは420 という数字が、「大麻のナンバー」(weed number)を象徴するのに似ている。
脚注
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
シックスナイン に関連するカテゴリがあります。