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東洋町(とうようちょう)は、高知県東部の安芸郡に属する町。徳島県と接する高知県内最東端の自治体である[1]。
室戸阿南海岸国定公園のほぼ中央に位置しており、町域は野根川沿いに広がっている[1]。太平洋に面したリアス式海岸が広がり、海岸段丘の地形で山々が海に迫る。 今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、町内の海岸に最大13mの津波が到達することが予想されている[2]。 海岸沿いの帯状の平地に国道55号(東土佐街道)が通り、沿線に集落がある。産業は水産業のほか、林業や果樹栽培。かつてはカツオ漁や捕鯨も行われ、現在では沿岸漁業が主。野根川上流は多雨地域で近世から良材を産した。
2007年(平成19年)、田嶋裕起町長(当時)が高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地選定に向けた文献調査を町議会に諮らないまま原子力発電環境整備機構に申請していた[注釈 1]。このことは「ワイド!スクランブル」が最初に取り上げたことから発覚した。
推進派と反対派で町政が混乱し、橋本大二郎高知県知事(当時)や、隣接する徳島県の飯泉嘉門知事も反対し、機構理事長の山路亨に対し直接受理の撤回を求めるなどの状況のなか、田嶋が「町民の真意を問いたい」として4月5日に辞職したことに伴う4月22日投開票の出直し町長選挙では、反対派の沢山保太郎が田嶋の2倍以上の票を得て初当選。4月23日に応募撤回を表明、原子力発電環境整備機構側もこれを承認したが[4]、町民同士の間に出来た溝が埋まらなかったため、その時期に行われる予定だった五社神社大祭が初めて中止になった。
また、最終処分場に積極的誘致をしようとした田島毅三夫町議の解職(リコール)を反対派住民が求めて署名を集めた際に請求代表者の中に公務員が含まれていたことで住民の署名簿を無効としたことの取り消しを求めた東洋町議リコール訴訟が起こった。
町内に空港はない。最寄りの空港は、以下のとおりである。
町内を阿佐海岸鉄道阿佐東線が通るが、鉄道駅は設置されていない。
かつては終点である甲浦駅が置かれていたが、デュアル・モード・ビークル(DMV)への転換以後はバスと列車の切り替え点である甲浦信号場のみが町内に置かれ、旧甲浦駅の機能はバス停である甲浦駅停留所に移行したが、高知東部交通および徳島バス南部との乗り換えは海の駅東洋町に改められた。
なお、日本国有鉄道阿佐線が計画され、町内の区間は1971年に海部駅 - 野根駅(仮称)間の工事実施計画が認可されたものの、1992年に海部駅 - 甲浦駅間は阿佐海岸鉄道として開業した一方、甲浦駅以遠は開業せず未成線となった。
なし。
地域高規格道路は町内を通過していないが、阿南安芸自動車道の計画(阿南 - 安芸西IC間)があり、町内には甲浦インターチェンジが河内付近に、野根インターチェンジが野根付近にそれぞれ設置される予定である。
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