春道 列樹(はるみち の つらき)は、平安時代前期の官人・歌人。主税頭(一説に雅楽頭[2])・春道新名の子[3]。官位は従六位下壱岐守。
経歴
延喜10年(910年)に文章生となり、大宰大典を経て、延喜20年(920年)に壱岐守に任じられたが、赴任前に没したという[3]。
勅撰歌人として、和歌作品が『古今和歌集』に3首、『後撰和歌集』に2首入集している[2][3]。
山川に風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(『古今和歌集』秋下303)
官歴
『古今和歌集目録』による。
脚注
- ^ 『勅撰作者部類』
- ^ a b 『勅撰作者部類』
- ^ a b c 有吉保全訳注『百人一首』講談社、1983年11月、140-143頁。
関連項目