日本鳥学会(にほんちょうがっかい)は、鳥類に関する日本の学術学会である。
1912年(明治45年)発足。発起人は、東京帝国大学動物学教室の飯島魁教授。現在の会員数約1,200名。この分野でのほぼ国内唯一の学会である。
会員は、大学や研究機関だけでなく一般の個人や団体も加入できる。野生の鳥類の研究は、在野の研究家にも重みがあり、敬意が払われることが、他の分野の学会と異なる特長である[1]。
歴代の会長(会頭)
歴代の会長(会頭)[2]
歴代 |
氏名 |
在任期間 |
備考
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1 |
飯島魁 |
1912.05-1921.03 |
逝去により一時、空白
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2 |
鷹司信輔 |
1922.05-1946.11 |
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3 |
内田清之助 |
1946.11-1947.05 |
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4 |
黒田長禮 |
1947.05-1963.03 |
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5 |
山階芳麿 |
1963.03-1970.04 |
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6 |
黒田長久 |
1970.04-1975.05 |
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7 |
古賀忠道 |
1975.05-1981.06 |
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8 |
黒田長久 |
1981.06-1990.04 |
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9 |
中村司 |
1990.04-1991.09 |
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10 |
森岡弘之 |
1991.09-1993.10 |
1992.11までは会頭
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11 |
山岸哲 |
1993.10-1997.12 |
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12 |
藤巻裕蔵 |
1998.01-2001.12 |
以降は、選挙によって選出。任期は2年で2期まで。
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13 |
樋口広芳 |
2002.01-2005.12 |
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14 |
中村浩志 |
2006.01-2009.12 |
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15 |
江崎保男 |
2010.01- |
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? |
上田恵介 |
2014.01-2015.12 |
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? |
西海功 |
2016.01-2017.12 |
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? |
尾崎清明 |
2018.01- |
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出版物
- 逐次刊行物
- 「鳥」 1915年-1985年(1945年‐1946年は戦争のため休刊)[3]
- 「日本鳥学会誌」 1986年-、「鳥」から改名[4]
- 「Ornithological Science」 2002年1月、英文のみの論文として、「日本鳥学会誌」から分離[4]
- 「鳥学ニュース」 1975年-2001年、初めは「鳥学会ニュース」として発行され、後、「日本鳥学会ニュース」と改名。1983年から「鳥学ニュース」として発行されていた[5]。
- 「日本鳥類目録」
- 初版 - 1922年
- 改訂版 - 1932年
- 改訂3版 - 1942年
- 改訂4版 - 1958年
- 改訂第5版 - 1974年(第5版のみ学習研究社発行。ほかは日本鳥学会発行)
- 改訂第6版 - 2000年
- 改訂第7版 - 2012年
- 改訂第8版 - 2024年
海外関連
GB
USA
AU
その他
脚注
- ^ 井田徹治 『鳥学の100年』 平凡社、2012年、258-266頁
- ^ 唐沢孝一 「歴代会長の言葉」『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、8-11頁
- ^ 鶴見みや古 「日本鳥学会誌の変遷」『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、66頁
- ^ a b 濱尾章二 「学会誌掲載論文の変遷」『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、67-69頁
- ^ 唐沢孝一 『「鳥学ニュース」の歴史と果たした役割』、『日本鳥学会誌』-日本鳥学会100周年特別号-、日本鳥学会、2012年、79-81頁
関連項目
外部リンク