新村駅(にいむらえき)は、長野県松本市大字新村にあるアルピコ交通上高地線の駅である[1]。駅番号はAK-08。駅構内に新村車両所が併設されている。
歴史
開業時以来の駅舎が使用されてきたが、2012年(平成24年)3月24日から新駅舎の使用が開始された。旧駅舎は処遇が決まるまで存置されていたが[2]、2017年(平成29年)3月に解体された[3]。
年表
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初代駅舎(2006年9月)
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しばらくは新旧駅舎が並んでいた(2012年6月)
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅になっている[1]。跨線橋はなく、駅舎からホームへは構内踏切を渡って行く。直営駅(ただし窓口営業時間は7時20分 - 15時05分)である[5]
のりば
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ホーム(2024年10月)
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駅名標(2024年10月)
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構内踏切とスロープ(2024年10月)
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駅舎内(2024年10月)
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駅窓口(2024年10月)
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待合室(2024年10月)
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駅構内(2009年4月)
新村車両所
駅に隣接して上高地線の車両基地(新村車両所)を有し、留置線がある。新村車庫には、かつて使用されていた日本国有鉄道(鉄道院)の最初の電車「ハニフ1」が保管されていたが、2007年にさいたま市に開館した鉄道博物館に寄贈された。ハニフ1は、2007年3月21日夜にトレーラー輸送で当駅を離れたが、寄贈が決まった2006年年末から2007年3月の搬送までの土・日曜日(年末年始期間と悪天候による公開中止もあった)に一般公開を実施。最初の2日は車内に立ち入ることができたが、予想以上に傷みが発生する懸念が出たため、安全上の理由からその後は外側から見るだけに変更された。搬送日には式典と最後の一般公開が実施され、イベント終了後に輸送準備が実施された。
また、同所には5000形(元東急初代5000系)5005-5006編成も保存されており、2011年(平成23年)には東急時代の緑一色に復元されたが、2020年(令和2年)3月に搬出され、群馬県前橋市富士見町赤城高原で保存されている東急デハ3450形3499号車の隣へ移設された。
現在は凸型電気機関車のED301のみが保存されている。
毎年3月下旬には構内にて上高地線ふるさと鉄道まつりが開催され車両所敷地内を一般開放する。
利用状況
「松本市統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移
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年度
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1日平均人数
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2009
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107
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2010
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101
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2011
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117
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2012
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123
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2013
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137
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2014
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134
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2015
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137
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2016
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142
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2017
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137
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駅周辺
バス路線
当駅を発着する路線バスは2023年3月31日をもって廃止された。末期は下記の各路線を運行していた。
- 新村駅
隣の駅
- アルピコ交通
- ■上高地線
- 北新・松本大学前駅(AK-07) - 新村駅(AK-08) - 三溝駅(AK-09)
関連項目
脚注
外部リンク