『拾われた男』(ひろわれたおとこ)は、俳優の松尾諭によるエッセイ。「文春オンライン」で2017年4月30日から2020年3月21日(月一連載)まで連載された[1]のち、2020年6月29日に文藝春秋から刊行された[2]。さらに2022年6月7日に文庫化された[3][4]。なお、文庫本の巻末に高橋一生が「拾われた男の友人の役者」として寄せた寄稿文が掲載されている[3]。
振られた回数13回、借金地獄に陥り、オーディションも落ち続けた昭和顔の個性派俳優が辿ってきた波乱万丈の役者人生を描いた自伝風エッセイ[2]。
2022年1月25日から「文春オンライン」で勝田文によるコミカライズが毎月第2・第4火曜日更新で連載された[5]。
2022年、実写ドラマ化[6]。
収録作品
- 拾った男
- あぶないおとこ
- マイ・ファニー・バレンタイン
- スウィートホーム
- 地獄の黙示録
- ゴッドファーザー
- な、な、なんと
- 失格人間
- ザ・シークレット・サービス
- ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
- 間違えられた男
- 雪が降った日
- 強く雨が降った次の日
- おーはまぼー
- ホームスイートホーム
- 川の流れのように
- 美少女戦隊セラセラムンムン
- プロポーズ大作戦
- お憑かれどすぇ
- 同・三〇四号室
- 世界ウルウル滞在記
- はじめてのちゅう
- 青き英語
- ォー・ブラザー
- 夫婦善哉
- お家へ帰ろう
- 拾われた男
書誌情報
エッセイ
漫画
配信ドラマ / テレビドラマ
松尾諭のエッセイを原作として、『拾われた男 LOST MAN FOUND』(ひろわれたおとこ ロスト マン ファウンド)のタイトルで2022年6月26日から8月28日までNHK BSプレミアム[注 1]で毎週日曜 22時00分 - 22時45分(翌週水曜の23:00-23:45再放送)の『プレミアムドラマ』枠にて放送され、同日23時から定額制動画配信サービスであるDisney+のスターブランドにて見放題独占配信されている[12][6]。主演は仲野太賀[13]。
同年10月11日から12月13日まで、地上波のNHK総合『ドラマ10』枠にて放送された[14]。地上波での放送に伴い、NHKプラスでも同時・見逃し配信が行われている[15]。
主演の仲野は松尾諭本人の「愛らしい感じや、憎めない雰囲気」を出すために筋トレで骨格を作った上で最終的に体重を約10キロ増やした[16]。
キャスト
主要人物
芸能事務所「FMC」
諭の家族
諭のアルバイト仲間
諭の幼馴染と飲み仲間
女性陣
諭の物語の読者
その他
いずれも本人役で出演。
ゲスト
- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
- 第5話
- 第6話
- 第7話
- 竹村 - 黒田大輔[75](第8話・第9話)
- ウッディ - Evin Charles Anderson[76](第2話・第3話・第5話・第8話・第9話・第10話)
- エイドリアン - Kyla Burke[77](第2話・第3話・第8話・第9話・第10話)
- ショーン - Luke Speakman[78](第8話・第9話・第10話)
- サンディ・ハドソン - Michelle Murphy(第6話声の出演・第8話・第9話・第10話)
- アマンダ - Miranda Roldán[79](第8話・第9話・第10話)
- ケリー - Amy Bui[80](第8話・第9話・第10話)
- ペドロ・マルティネス - Ottavio Taddei[81](第8話・第9話・第10話)
- VGF店員 - Nicole Wade(第8話・第9話・第10話)
- ジェーン - Marianne Goodell(第8話・第10話)
- ベティ・ホームズ - Sille
- 第8話
- 第10話
スタッフ
配信日程・放送日程
各話 |
Disney+/NHK BSP |
NHK総合 |
サブタイトル
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第1話 |
6月26日 |
10月11日 |
波乱の俳優人生が今始まる
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第2話 |
7月03日 |
10月18日 |
恋の連敗記録、ついに終了か!?
|
第3話 |
7月10日 |
10月25日 |
任務は癒し系女優の運転手
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第4話 |
7月17日 |
11月01日 |
ついに運命の人現る
|
第5話 |
7月24日 |
11月08日 |
背水の陣! 運命のオーディション
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第6話 |
7月31日 |
11月15日 |
突然かかってきた海外からの電話
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第7話 |
8月07日 |
11月22日 |
渡米! 兄の空白の15年が明らかに
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第8話 |
8月14日 |
11月29日 |
衝撃! 兄の空白の15年が明らかに
|
第9話 |
8月21日 |
12月06日 |
兄のために一世一代の大芝居!
|
最終話 |
8月28日 |
12月13日 |
兄がくれたグッド・ラック!
|
評価
受賞歴
批評
フリーライターの上村由紀子は、一瞬しか映らないキャラクターにも鮮やかな存在感があったとし、「まるでバタフライエフェクトのように誰かのひとことで他の誰かが影響を受けて物語が展開するさまは痛快。」と評している[91]。また、本人役で出演した有村架純や柄本明を始めとした豪華な俳優陣についても、まるでドラマの「紅白歌合戦」かと思ったと述べている[92]。
脚注
注釈
- ^ 当初はNHK BS4Kでの放送が予定されていた[6]。
- ^ 放送上のクレジットはないが、デボラK選手、Himiko選手がセコンドにて出演。
- ^ ドラマ全話の関西ことば指導も担当。
出典
外部リンク
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プレミアムドラマ |
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プレミアムよるドラマ |
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29分ドラマ | |
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(*1) 後に地上波で放送。 (*2) アンコール放送 カテゴリ |
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第1期 (1989年4月 - 1990年9月) |
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第2期 (2010年3月 - ) |
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関連項目 | |
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