川原 和久(かわはら かずひさ、1961年〈昭和36年〉12月26日 - )は、日本の俳優、声優。劇団ショーマ所属。所属事務所はナッポスユナイテッド。福岡県北九州市八幡西区(出生当時は八幡市)出身。北九州市立熊西中学校、福岡県立八幡南高等学校、日本大学藝術学部演劇学科卒業。身長183cm。体重68kg。
劇団ショーマの看板俳優として、多数の舞台に出演。近年は他劇団への客演や、プロデュース公演のほか、映画、テレビドラマ、アニメなど幅広く活躍している。
テレビ朝日系ドラマ『相棒』では、2時間ドラマ時代・連続ドラマ時代を含めて、全シリーズで警視庁刑事部捜査一課7係巡査部長・伊丹憲一役として出演し、悪を許さない正義漢・熱血漢あふれる刑事役を演じる[注 1]。寺脇康文演じる元特命係の亀山薫と顔を合わせた時のケンカ腰な台詞や捨て台詞、水谷豊演じる杉下右京と亀山の二人に対してのイヤミな台詞[注 2]は『相棒』での定番となっていた。
塗装工のアルバイト経験がある。一般住宅の現場が中心だったが、羽田空港の橋脚の塗装を手掛けたこともあった。『相棒』シリーズが始まり、レギュラー出演するようになってからも声がかかれば勤務し、season6の頃まで俳優業と掛け持ちしていた。川原曰く役者専業になってからも塗装作業は好きとのことで[1]、自分が塗装した建物の付近で『相棒』の撮影をしたことも幾度かあったと語っている。
2008年5月7日の『やぐちひとり©』(テレビ朝日)にて、バラエティ番組に初出演。
2009年には、連続特撮テレビドラマ『仮面ライダーディケイド』で敵の大幹部アポロガイストを演じ、映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』でもアポロガイストの声を担当した。また、PS3用ゲーム『仮面ライダー バトライド・ウォー』でも、再びアポロガイストの声を担当している。
2012年6月26日、川原と共演経験がある7代目市川染五郎(当時。現在の10代目松本幸四郎)を通じて知り合った[2]、染五郎の姉である松本紀保と結婚したことを連名のFAXで発表[3][4]。女優・歌手の松たか子は義妹、その夫であるギタリストの佐橋佳幸は義弟(川原と佐橋とは同い年である)。
2019年、ネヴァーランド・アーツからナッポスユナイテッドに移籍。