2012五輪・男子単日本人初5位入賞
岸川 聖也(きしかわ せいや, 1987年5月21日 - )は、日本の卓球選手。168cm、68kg。世界選手権で混合ダブルス、団体、男子ダブルスの銅メダリスト。7大会連続メダル獲得。北京オリンピック、ロンドンオリンピックの卓球日本代表(シングルス、団体)。ロンドン五輪男子初のシングルス5位入賞者。世界ジュニア選手権男子ダブルスの初代金メダリスト。2連覇。アジアジュニア選手権混合ダブルスで日本人初の金メダリスト。東アジアホープス日本シングルス初のメダリスト。段級位は7段。ITTF世界ランキング最高位は男子シングルス16位.U21男子シングルス5位.Jr男子シングルス1位。 TリーグのT.T彩たまで監督を務めた。
福岡県北九州市八幡西区出身。幼い時から地元の石田卓球クラブで研鑚を積む。
北九州市立引野中学校を卒業後故郷を離れ東北にスポーツ留学し、2006年仙台育英学園高等学校卒業。在学中日本人として初めて夏のインターハイの男子シングルスで3連覇を達成した。日本人以外を含めてもインターハイのシングルス3連覇を達成したのは岸川と宋海偉(1997-1999年の3連覇。現吉田海偉)と石川佳純(2008-2010の3連覇)だけである。
2002年より坂本竜介と共にドイツ・ブンデスリーガにてプレーし、高校卒業後は大学には進学せずブンデスリーガ1部に参戦、卓球のプロ選手として活躍。
2003年、世界ジュニア選手権男子ダブルスで初代金メダリストになり、2004年には2連覇を成し遂げた。2005年にもメダルを獲得し3大会連続のメダルとなった。
2008年、世界選手権団体戦で日本代表チームの一員として銅メダルを獲得。続く北京オリンピックにも日本代表と出場し、シングルスで1勝、団体戦で5位入賞。その後、2009年より所属チームをブレーメンから名門のBorussia Düsseldorfに移籍し、2009-2010シーズンにおいて好成績を残すものの、チームの育成方針から退団が発表された。
2009年 横浜で開かれた世界卓球選手権において、水谷隼とのダブルスで銅メダルを獲得。卓球個人種目では男子で97年大会の松下浩二・渋谷浩組以来12年ぶりのメダルである。また、同年10月のイングランドオープンでは格上である陳衛星、陳玘、ティモ・ボルを破りベスト4入りを果たした。 2009年のアジア選手権団体決勝の中国戦にて3番手で出場し、当時世界ランク2位の馬龍をストレートで下す大金星をあげた。しかし、チームは2-3で惜敗した。
2011年 ロッテルダムで開かれた世界卓球選手権において、福原愛との混合ダブルスで銅メダルを獲得。同年のジャパンオープンでは、荘智淵をフルゲームの末に下すと、準決勝で丹羽孝希を、決勝で水谷をそれぞれ圧倒し、優勝を飾っている。これが、岸川のプロツアー初制覇となる。
2012年ロンドンオリンピック男子シングルスに第12シードとして3回戦から登場し、パナギオティス・ギオニス(ギリシャ)を4-3で下すと、4回戦で第7シードの呉尚垠を4-1で下して準々決勝に進出し、第2シードの王皓に0-4で敗れたものの日本の男子選手では史上初のシングルス5位入賞。
2017年7月 ヨロンパナウル王国(与論島)観光大使に就任[1]。
2019年8月からナショナルチームのコーチとしてもワールドツアーに帯同している、2020年の全日本選手権を最後に本格的に指導者の道を歩むことを発表。
2020年1月 全日本卓球選手権大会引退。
2022年3月 Tリーグ T.T彩たま監督就任[2]。
2025年4月から男子日本代表の監督に就任。
ドライブ主戦型。特に、バックハンドの技術は非常に高く、日本の男子卓球選手に影響を与えたほどである。
また、ダブルスでは男子、混合共に実績を残しており、水谷とは長くダブルスを組んでいるためか、非常に相性が良い。