小倉 勉(おぐら つとむ、1966年7月18日 - )は、大阪府出身のサッカー指導者。
来歴
天理大学を卒業後、同志社香里高校で指導者のキャリアをスタート。1990年にドイツへ渡り、ヴェルダー・ブレーメンユース、ジュニアユースで監督を務めるなど、海外での指導経験を積む。1992年に帰国し、その後はジェフユナイテッド市原・千葉でコーチや強化部を歴任[1]。2002年には、日本人で初となるAFC公認プロフェッショナルライセンスを取得した[2]。
2005年、日本サッカー協会のナショナルコーチングスタッフに就任。2006年からはA代表のコーチを務め、イビチャ・オシム、岡田武史両監督を支えて、2010 FIFAワールドカップでの16強入りに貢献。この間城福浩率いるU-17日本代表のコーチを兼務。2010W杯終了後の2010年9月、ロンドン五輪を目指すU-23日本代表のヘッドコーチに就任した[3]。アジア大会で優勝、ロンドン五輪では44年ぶりの4強入りといった実績を挙げた。
2012年9月、ズデンコ・ベルデニックが監督を務める大宮アルディージャのコーチに就任[4]。2013年7月からは、コーチ業務と兼任する形で強化部のテクニカルダイレクターを務めた[5][6]。8月20日、大宮の監督に就任[7]。同年シーズン終了まで指揮を執ったが、解任された[8]。
2014年、城福が監督を務めるヴァンフォーレ甲府のヘッドコーチに就任[9]。シーズン終了後に退任[10]。
2015年、ジェフユナイテッド市原・千葉のコーチに就任[11]。2016年7月、監督を解任された関塚隆と共にコーチを退任[12]。
2017年より横浜F・マリノスのアシスタントスポーティングダイレクターに就任。2018年9月、アイザック・ドルが退任し空席となっていたスポーティングダイレクターに就任[13][14]。
2021年11月9日、同年シーズン限りでスポーティングダイレクターを退任することが発表された[15]。
2022年6月13日、東京ヴェルディのヘッドコーチに就任した[16]。
2023年をもって東京ヴェルディを退団し、2024年2月1日にシンガポール代表監督就任が発表された[17]。
所属クラブ
指導歴
- 1989年 - 1990年 同志社香里高等学校 コーチ
- 1990年 - 1992年
ブレーメン国際日本学園 教員・サッカー部監督
- 1992年 - 2006年
ジェフユナイテッド市原 / ジェフユナイテッド市原・千葉
- 1992年 - 1993年 育成部 (ジュニアユース)
- 1993年 - 1996年 育成部 (ユース)
- 1996年 - 1997年 サテライトチーム コーチ
- 1997年 - 1999年 トップチーム コーチ
- 1999年 - 2000年 強化部
- 2000年 - 2001年 トップチーム コーチ
- 2001年 - 2002年 サテライトチーム ヘッドコーチ
- 2002年 - 2005年 トップチーム コーチ
- 2005年 - 2006年 強化部
- 1999年 - 2000年
日本サッカー協会 ナショナルトレセン コーチ
- 2005年 - 2007年
U-15・16・17日本代表 コーチ
- 2006年 - 2010年
日本代表 コーチ
- 2010年 - 2012年
U-21・22・23日本代表 ヘッドコーチ
- 2012年9月 - 2013年
大宮アルディージャ
- 2012年9月 - 12月 トップチーム コーチ
- 2013年1月 - 8月 トップチーム ヘッドコーチ
- 2013年7月 - 8月 テクニカルダイレクター (コーチ兼任)
- 2013年8月 - 12月 トップチーム 監督
- 2014年
ヴァンフォーレ甲府 ヘッドコーチ
- 2015年 - 2016年7月
ジェフユナイテッド市原・千葉 コーチ
- 2017年 - 2021年
横浜F・マリノス
- 2017年2月 - 2018年8月 アシスタントスポーティングダイレクター
- 2018年9月 - 2021年 スポーティングダイレクター
- 2022年6月 - 2023年
東京ヴェルディ ヘッドコーチ
- 2024年2月 -
シンガポール代表 監督
監督成績
脚注
関連項目
外部リンク