宇治駅(うじえき)は、京都府宇治市宇治宇文字にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の駅である。駅番号はJR-D09。
歴史
駅構造
2000年8月に単式・島式複合型2面3線のホームを持つ地上駅から大幅に増加する利用客への対応と奈良線の部分複線化による列車増発、利便性向上のため、島式ホーム2面4線を持つ橋上駅に改築された[1]。外観は平等院鳳凰堂をモチーフとしている[1]。
この島式ホームを用いて、快速列車と普通列車の緩急接続が行われている。なお、京都方面からの普通列車の一部は当駅で折り返している。
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として奈良線のすべての中間駅(上狛駅 - 東福寺駅)を管轄している。ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
- 付記事項
- 1・3番のりばが待避線、2・4番のりばが本線である。快速列車の接続待ちを行う普通列車は1・3番のりばに停車する。1番のりばは京都方面からの到着が、3番のりばは京都方面への発車が可能であり、当駅始発の普通京都行きは1番のりばを使用する。また、回送列車は3番のりばで折り返す。
- かつてはユニチカ宇治工場の専用線が分岐していて車扱貨物も取り扱っていたため構内は比較的広く、かつて北側には数本の貨物側線が敷かれていた。
利用状況
乗客数は宇治市西部を走る近鉄京都線の大久保駅より少ないが、宇治観光の玄関口としては当駅や京阪宇治駅が機能している。
京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 |
一日平均 乗車人員
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1999年 |
5,828
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2000年 |
5,773
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2001年 |
6,241
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2002年 |
6,438
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2003年 |
6,645
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2004年 |
6,753
|
2005年 |
6,975
|
2006年 |
7,173
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2007年 |
7,361
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2008年 |
7,737
|
2009年 |
7,578
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2010年 |
7,658
|
2011年 |
7,743
|
2012年 |
7,684
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2013年 |
7,616
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2014年 |
8,370
|
2015年 |
8,604
|
2016年 |
8,362
|
2017年 |
8,548
|
2018年 |
8,562
|
2019年 |
8,413
|
2020年 |
5,811
|
2021年 |
6,110
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2022年 |
7,266
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駅周辺
当駅と京阪電気鉄道宇治駅の位置関係(茶色のピンは宇治橋)
京阪電気鉄道の宇治線にも同名の宇治駅があるが、宇治橋で宇治川を渡り、北東に離れた場所にある[注釈 1]。
駅の南口には、休憩施設を備えた宇治市観光協会の案内所がある。また、2001年(平成13年)に宇治市制50年を記念して設置された茶壺の形をした郵便ポストがある。
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南口の郵便ポスト(2016年2月)
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宇治橋(2003年6月)
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バス路線
駅前ロータリーとその付近に「JR宇治駅」停留所があり、京都京阪バスの路線が発着する。観光シーズンは三室戸寺などへ向かう臨時バスを運行することがある。当停留所には宇治徳洲会病院などへ向かう送迎バスも発着する[12]。
- 京都京阪バス
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 奈良線
- ■みやこ路快速
- 六地蔵駅 (JR-D06) - 宇治駅 (JR-D09) - 城陽駅 (JR-D12)
- ■快速・■区間快速
- 六地蔵駅 (JR-D06) - 宇治駅 (JR-D09) - JR小倉駅 (JR-D10)
- ■普通
- 黄檗駅 (JR-D08) - 宇治駅 (JR-D09) - JR小倉駅 (JR-D10)
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク