嬉 勝則(うれし かつのり、1969年7月20日 - )は、地方競馬の高知競馬場所属の調教師で元騎手である。広島県福山市神辺町出身[1]、血液型A型、身長165cm。
福山時代は数多くの重賞レースで勝利を収め、4度のリーディングジョッキーに輝いた。地方競馬教養センター長期騎手課程第45期生で、同期に西川敏弘、東川公則[2]、吉田稔、中西達也がいる。
福山競馬場・白津壽己厩舎からデビュー。1987年6月27日第1回福山競馬1日目第2競走にコウヨウジヤガーで初騎乗(9頭立て9番人気8着)。翌6月28日第1回福山競馬2日目第3競走でアサフリツグに騎乗(9頭立て2番人気)し初勝利。
1994年・1995年・1996年・2008年(下半期のみ)、福山競馬リーディングを獲得。また、1995年に記録した年間181勝は福山競馬リーディングの最多勝記録であり、以降廃止になった2013年まで破られる事は無かった。
1994年・1995年・1996年・1998年、NARグランプリ優秀騎手賞を受賞。
1998年5月4日第2回福山競馬5日目第3競走をハナサクエリカで勝利し地方競馬通算1000勝を達成。
2011年12月4日第16回福山競馬2日目第3競走をレアファンタジーで勝利(8頭立て1番人気)し地方競馬通算2000勝を達成。地方競馬では84人目、福山競馬では4人目(生え抜きでは3人目)の快挙となった。
福山競馬の廃止に伴い2013年4月1日付けで高知競馬に移籍。
同年4月から韓国・釜山慶南競馬場で期間限定騎乗を行い、同年12月14日から高知競馬場で騎乗を再開した[3]。韓国での期間成績は136戦13勝。
高知競馬移籍後は那俄性哲也厩舎に所属していたが、2015年4月1日付けで田中譲二厩舎に所属変更した。
同年12月15日、第24回ゴールデンジョッキーカップに出場。第2戦エキサイティングジョッキー賞をブレーヴブラッドで勝利(12頭立て3番人気)。総合成績は5位(第1戦7着・第2戦1着・第3戦12着)。
2024年11月20日に発表された令和6年度第2回調教師免許試験に合格したため、11月30日をもって騎手を引退し、翌12月1日付で調教師免許を取得した[4]。