『嫁だいこん』(よめだいこん)は、1976年4月3日から同年9月25日まで、フジテレビ系列の『土曜劇場』(毎週土曜21:00 - 21:54)の枠で放送されたテレビドラマ。全26話。
創業120年を誇る鹿児島の薩摩漬けの老舗「十文字屋」を舞台の中心に、後継者問題に揺れる一家と薩摩漬け販売に奔走する人々の模様などを描いた人情喜劇[1]。『赤福のれん』に次ぐ『のれんシリーズ』第三弾。鹿児島県に実在する『中園久太郎商店』がモデルとなり、製作にも協力していた[2]。
十文字屋では、それまで主人として店を切り盛りしてきた与兵衛が亡くなり、後継者問題を迫られていた。与兵衛の遺言状には「信吉を五代目として後継者にする」と書かれていた。信吉は与兵衛の息子として籍に入ってはいるが、実は養子で、実の兄だと信じ込んでいた妹ののり子、よし子はこれを知って衝撃を受ける。しかも信吉は、自分の立場をわきまえ、店の仕事ではなく桜島の火山研究所に勤務し、地震の研究に取り組んでいた。育ての母・しずと番頭の順造は、遺言に従って五代目を継いでくれと信吉に迫る。信吉は最初は断ったが、後にそれを受け入れる。ある日、信吉は東京に住む恋人を鹿児島に招こうとしたが、やって来たのは会ったこともない若いスチュワーデスの竹中由紀だった。しかし後に信吉と由紀は結婚し、商売敵の『丸信』からの妨害工作に遭いながらもひたすら薩摩漬け販売に努め、後に由紀の考案した沢庵漬け『嫁だいこん』を売り出すに至る[3]。
土曜劇場#ネット局の節を参照。
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