四国リーグチャレンジチーム決定戦(しこくリーグチャレンジチームけっていせん、四国サッカーリーグ チャレンジチーム代表決定戦)とは、徳島県、香川県、高知県、愛媛県の各県社会人サッカーリーグ最上位チーム[注 1] が四国サッカーリーグ(以下、四国リーグ)昇格を賭けて戦う大会である。
概要
四国各県の県社会人1部リーグにおいて最上位チームが決まった後の12月中旬、全チームが一か所に集まる集中開催方式で開催される。開催地は四国4県の持ち回り。
大会は4チームによるトーナメント方式。初日に準決勝、2日目に決勝を行う。優勝チームは四国リーグに自動昇格、準優勝チームは四国リーグ7位チームとの入替戦に回る[1]。ただし、四国リーグのチーム数に空きが出た場合(JFLへの昇格・チーム解散等)は、決勝戦・入替戦を開催せず2チームを自動昇格とすることもある。
2017年度から2021年度までは自動昇格の権利が無く、優勝チームは四国リーグ8位チームと入替戦を行っていた。2006年度までは4チームによるリーグ戦を行い、上位2チームが四国リーグ7位・8位チームと入替戦を行っていた。
歴代結果 (決勝戦)
年度 |
優勝 |
点 |
準優勝 |
開催地
|
2007
|
高知トヨペット・昭和クラブ(高知)
|
2 - 0
|
東レ愛媛SC(愛媛)
|
高知
|
2008 |
南クラブ (香川) |
2 - 1 |
なんこくトラスターFC (高知) |
愛媛
|
2009 |
黒潮FC (高知) |
2 - 1 |
R.VELHO (香川) |
香川
|
2010 [注 2] |
KOREA Football Clubユナイテッド四国 (愛媛) |
3 - 1[3] |
吉野クラブ (徳島) |
徳島
|
高知トヨペット・昭和クラブ (高知)
|
2 - 1
|
多度津FC (香川)
|
2011 |
多度津FC (香川) |
2 - 1 |
なんこくトラスターFC (高知) |
高知
|
2012 |
セレステ (徳島) |
7 - 1 |
FCミルポワ (香川) |
愛媛
|
2013 |
中村クラブ (高知) |
4 - 1 |
F.C.UNITY (徳島) |
香川
|
2014 |
ロッサライズKFC (高知) |
4 - 1 |
イエローモンキーズ (徳島) |
徳島
|
2015 |
セレステ (徳島) |
3 - 2 aet |
昭和クラブ (高知) |
高知
|
2016 [注 3] |
新商クラブ (愛媛) |
3 - 2 |
BLUE VELHO (香川) |
愛媛
|
光洋シーリングテクノ (徳島) |
4 - 2 |
ロッサライズKFC (高知)
|
2017 |
イエローモンキーズ (徳島) |
3 - 2 |
中村クラブ (高知) |
香川
|
2018 |
中村クラブ (高知) |
5 - 0 |
東レ愛媛SC (愛媛) |
徳島
|
2019
[注 4]
|
FC柳町 (高知) |
3 - 0 |
徳島大学医学部 (徳島) |
高知
|
2020 |
新型コロナウイルスの影響により中止[5] 代替案として抽選で昇格チームを選出予定だったが、徳島県・香川県・愛媛県が抽選会参加を辞退。 協議の結果、高知県代表の中村クラブが昇格[6]。 |
(愛媛)
|
2021 |
新型コロナウイルスの影響により中止[7]。 |
(香川)
|
2022
|
FC R,S,G (高知)
|
2 - 0
|
屋島FC (香川)
|
徳島
|
2023
|
SONIO高松 (香川)
|
1 - 0
|
イエローモンキーズ (徳島)
|
高知
|
四国リーグ・県リーグ入替戦
ホーム・アンド・アウェーでの2回戦制(第1戦は四国リーグ所属、第2戦は県リーグのホームでの開催)で行われ、勝利数の多い方が勝者となり、次年度四国リーグ所属となる。2試合とも原則として延長戦は行わず、90分終了時点で同点の場合は引き分け。
2試合における勝利数が同数となった場合は2試合における得失点差(=合計得点数)で勝敗を決定する。ただし、アウェイゲームでの得点は2倍とし、なお得失点差が同じ場合は四国リーグ所属チームを残留とする[8][注 5]。
歴代結果
(■枠は勝利チーム(=四国リーグ所属)。年度表示は上記決勝大会に準ずる)
年度 |
四国リーグ |
合計 |
県リーグ |
第1戦 |
第2戦
|
2001
|
プリマハム西条
|
2 - 6
|
アレックスSC
|
1 - 3
|
1 - 3
|
昭和クラブ
|
2 - 4
|
NTT西日本四国
|
1 - 3
|
1 - 1
|
2002
|
テイジン
|
2 - 7
|
メディアファームFC柳町
|
0 - 3
|
2 - 4
|
NTT西日本四国
|
6 - 3
|
松山南クラブ
|
4 - 1
|
2 - 2
|
2003
|
三和クラブ
|
3 - 2
|
南クラブ
|
1 - 1
|
2 - 1
|
メディアファームFC柳町
|
8 - 1
|
松山南クラブ
|
3 - 0
|
5 - 1
|
2004
|
auショップ天神FC柳町
|
2 - 4
|
高知トヨペット・昭和クラブ
|
0 - 4
|
2 - 0
|
ベンターナAC
|
6 - 4
|
徳島FCカバロス2002
|
3 - 4
|
3 - 0
|
2005
|
三和クラブ
|
8 - 7
|
久枝FC
|
6 - 5
|
2 - 2
|
高知トヨペット・昭和クラブ
|
1 - 2
|
徳島ヴォルティス・カバロス
|
1 - 0
|
0 - 2
|
2006
|
アレックスSC
|
2 - 2
|
南クラブ
|
1 - 2
|
1 - 0
|
三和クラブ
|
7 - 5
|
久枝FC
|
5 - 0
|
2 - 5
|
2007
|
徳島コンプリールSC
|
2 - 1
|
東レ愛媛SC
|
1 - 0
|
1 - 1
|
三和クラブ
|
2 - 3
|
高知トヨペット・昭和クラブ
|
0 - 2
|
2 - 1
|
2008 |
高知トヨペット・昭和クラブ |
2 - 3 |
なんこくトラスターFC |
1 - 1 |
1 - 2
|
2009 |
ベンターナAC |
1 - 2 |
R.VELHO |
0 - 2 |
1 - 0
|
2010 |
南クラブ |
4 - 4 |
多度津クラブ[注 6] |
2 - 2 |
2 - 2
|
2011 |
KFCグラシアス西条 |
1 - 4 |
なんこくトラスターFC |
0 - 0 |
1 - 4
|
2012 |
R.VELHO |
5 - 1 |
FCミルポワ |
3 - 0 |
2 - 1
|
2013 |
南クラブ |
4 - 1 |
F.C.UNITY |
2 - 0 |
2 - 1
|
2014 |
中村クラブ |
7 - 2 |
イエローモンキーズ |
5 - 1 |
2 - 1
|
2015 |
中村クラブ |
6 - 2 |
昭和クラブ |
2 - 2 |
4 - 0
|
2017 |
光洋シーリングテクノ |
8 - 5 |
イエローモンキーズ |
1 - 2 |
7 - 3
|
2018 |
光洋シーリングテクノ |
0 - 0 |
中村クラブ |
0 - 0 |
0 - 0
|
2022 |
アルヴェリオ高松 |
4 - 3 |
屋島FC |
3 - 1 |
1 - 2
|
2023 |
中村クラブ |
4 - 3 |
イエローモンキーズ |
2 - 0 |
2 - 3
|
脚注
- ^ ただし、各県リーグで大学連盟加盟チームが最上位となった場合は自動的に出場辞退扱いとなり、次順位のチームが出場する。各県リーグでは大学連盟加盟チームの参加を認めているが、四国リーグは認めておらず、当該チームには四国リーグへの昇格権がないためである。
- ^ 四国リーグ優勝のカマタマーレ讃岐がJFL昇格、徳島ヴォルティス・セカンドが解散したことに伴い、チャレンジチーム決定戦1回戦勝者2チームは四国リーグに自動昇格。1回戦敗者同士による入替戦進出チーム決定戦を行い、5-3で勝利した多度津FCが入替戦に出場した[2]。
- ^ この年は四国リーグ優勝のFC今治がJFLへ昇格したことに伴い、チャレンジチーム決定戦1回戦勝者2チームは四国リーグに自動昇格、決勝戦および入替戦は開催せず[4]。
- ^ 高知ユナイテッドSCのJFL昇格に伴い、優勝チームは自動昇格。
- ^ 正式な規定変更の時期は不明であるが、2015年大会までおよび2022年大会では、アウェーゴールの得点を2倍とする規定は無く、2試合に置ける得失点差が同点だった場合、アウェーゴールの数で勝敗を決定していた。アウェーゴール数までで勝敗が決まらなかった場合は四国リーグ所属チームの残留となっていた。
- ^ 四国リーグ優勝のカマタマーレ讃岐がJFL昇格、徳島ヴォルティス・セカンドが解散したことに伴い、チャレンジチーム決定戦1回戦勝者2チームは四国リーグに自動昇格。1回戦敗者同士による入替戦進出チーム決定戦を行い、5-3で勝利した多度津FCが入替戦に出場した[9]。
出典
外部リンク