『右門捕物帖 片眼の狼[1]』(うもんとりものちょう かためのおおかみ)は、1959年(昭和34年)3月3日公開の日本映画。製作:東映京都撮影所、配給:東映。監督:沢島忠。カラー、東映スコープ、87分。別題は『右門捕物帖 片目の狼[2]』。
大友柳太朗主演版『右門捕物帖』シリーズの第1作。大友は、嵐寛寿郎が戦前から演じていた「むっつり右門」こと近藤右門役を引き継ぎ、東映で本作以降7本のシリーズに主演した。
あらすじ
将軍の寛永寺参詣5日前に、将軍直属の御庭番5人が同じ場所で一斉に首吊り死体となって発見された。北町同心・近藤右門は他殺と判断、将軍暗殺の陰謀をめぐらせる謎の組織「片眼の狼」の正体を暴き、追い詰める。
配役
- 京極右京:高松錦之助
- 武ヱ門:団徳麿
- 又造:長田進
- 文吉:中野文男
- 自身番の小者:東日出雄
- 職人:石丸勝也
- 戸田監物:長島隆一
- 門番:大丸巌
- 堀田備後守:水野浩
- 山田八左衛門:那須伸太朗
- 市田文之丞:中村幸吉
- 安藤主膳:古石孝明
- 浅山定之進:波多野博
- 木戸の役人:南洞研二
- 駕籠屋:伊吹幾太郎
- お春:美山れい子
- お夏:野崎邦枝
- お冬:西辻利々子
- お美代:月笛好子
- おきよ:太田優子
- おこう:七条友里子
スタッフ
- 監督:沢島忠
- 企画:中村有隣
- 原作:佐々木味津三
- 脚本:鷹沢和善
- 撮影:伊藤武夫
- 照明:田辺謙一
- 録音:石原貞光
- 美術:桂長四郎
- 編集:宮本信太郎
- 音楽:鈴木静一
- 和楽:望月太明吉
- 振付:花柳啓之
- 進行主任:鳥居高樹
- 現像:東洋現像所
- 装置:西川春樹
- 背景:安井駿太郎
- 装飾:縄田功
- 記録:小島淑子
- 衣裳:上野徳三郎
- 美粧:林政信
- 結髪:西野艶子
- スチール:熊田陽光
- 擬斗:足立伶二郎
- 助監督:山崎大助
- 撮影助手・計測:脇武夫
- 照明助手:徳永進
- 録音助手:堀場一朗
- 美術助手:富田治郎
- 編集助手:細谷修三
- 演技事務:和田学
- 進行:藤井又衛
ネット配信
脚注
- ^ 表記は作中タイトルに沿う。
- ^ 東映ビデオ版VHS(1988年発売、VCTB00351)のパッケージ表記。
参考文献
- 大友柳太朗友の会『大友柳太朗快伝』(ワイズ出版、1998年)
関連項目
外部リンク