原 美穂(はら みほ、1967年9月17日 - )は、青山学院大学陸上競技部男子長距離ブロック監督・原晋の妻。現在は同陸上部・町田寮(東京都町田市)の寮母として居住中[1]。青学大の男子駅伝ランナー達を生活面や食事面などで支えており、テレビ番組等のマスメディアでもよく取り上げられている[2][3]。
広島県広島市出身[4]。大学卒業後は証券会社に就職し、晋と出会い結婚する[4]。
2004年に、夫の青山学院大学陸上競技部監督への就任と同時に陸上競技部の寮母になるが、それまで夫が陸上競技をやっていたことも知らなかった。自身は陸上競技には興味もなく、箱根駅伝をテレビ観戦したこともなかった[4]。当時は夫が会社員を辞め、監督になることに反対していた。最初は「寮に居るだけでいい」と言われており、学生と関わらずに生活できたが、会うとよそよそしい感じになることを負担に感じて、暇だからできることを探して仕事をするようになる[5]。
食事について、当初はケータリングを取って好きなものだけを食べていたが、野菜や煮物が残されていたり、コンビニエンスストアで好きなものを買ってきて食事をしていた者もいたりしたため、これでは良くないと思い、全員がそろって食卓について、残してはいけないことにした。選手達は食事の時間をコミュニケーションの時間とすることで、効率的に練習をできるようになった。また、月に1度席替えをして、いろいろな人と話すようにすることで、全体のチームワークに繋がるとしている[5]。
青山学院大学陸上競技部は、2009年には33年ぶりに箱根駅伝に出場、2015年には箱根駅伝で初優勝を果たした[6]。