北海道立真駒内公園(ほっかいどうりつまこまないこうえん)は、札幌市南区にある公園。
概要
札幌市中心部から南約8kmに位置しており、豊平川と真駒内川が合流する地域にある。真駒内通(国道453号)に接し、公園内を五輪通(北海道道82号西野真駒内清田線)が横断している。公園内を流れる真駒内川には公園橋、五輪小橋、中央橋、緑橋が架かっている。戦後、進駐軍に接収されゴルフ場として利用してきた場所であったが[5]、1967年(昭和42年)に明治百年記念森林公園事業として公園造成に着手、1972年(昭和47年)の『札幌オリンピック』競技施設と併行して整備され、1974年(昭和49年)に完成して翌年に一般開放した。2000年(平成12年)に屋内競技場、屋外競技場が文部科学省から北海道へ譲渡された[6]。公園西南の丘陵部は天然林が繁茂して藻南公園まで続いており、広場とともに散策やバードウォッチングなどレクリエーションの場となっている。ウォーキングやジョギングが楽しめる外周の3kmコースは、冬には圧雪され歩くスキー(クロスカントリースキー)コースとなる[7]。
施設
- 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ
- 真駒内セキスイハイムスタジアム
- 札幌市豊平川さけ科学館
- 自由の広場(五輪球場)
- 太陽の広場
- きのこ広場
- かしわ広場
- 見晴台
自然
真駒内公園には約13,200本(針葉樹3,800本、広葉樹7,300本、潅木(低木)2,100本)の樹木があり、天然林は50,000本ある。真駒内は1876年(明治9年)に米国人指導者エドウィン・ダンが農場を開設し、多くの樹木を伐採して開発をしてきた。農場開設前からある推定樹齢135年以上の樹木が真駒内地区に31本あることが確認され、そのうち25本が真駒内公園内で生息しており、樹種プレートが幹に取り付けられている[8]。
公園内に生息している野鳥はマガモ、トビ、ヤマガラ、ハクセキレイ、ヤマセミ、カワセミ、オシドリ、オオジシギ、ノビタキ、ルリビタキが確認されている。
2023年6月21日、公園内でヒグマの目撃情報が計5件寄せられ、アリを食べた食痕も確認されたことから、北海道は公園を一時的に閉鎖する措置を講じた[9]。
脚注
参考資料
関連項目
外部リンク