北海道札幌国際情報高等学校(ほっかいどう さっぽろこくさいじょうほうこうとうがっこう、Hokkaido Sapporo Intercultural and Technological High School)は、北海道札幌市北区にある公立高等学校。全日制普通科の他に、国際文化科、理数工学科、グローバルビジネス科の三つの学科を併設する。
概要
- 1995年開校という道内でも比較的新しい道立高校である。校名の通り「国際化、情報化に対応する複合的な教育を目指す新しいタイプの高等学校」であり、学科集合型高校の利点を生かした教育活動が行われている。英語表記の校名が別途設けられている。
- 2002年度から3年間スーパーイングリッシュランゲージハイスクール(SELHi)に指定されていた。
- 北海道大学医学部医学科、旧帝国大学、国公立大など、多数の進路実績をあげている。[1][2]
- 20期生、21期生、23期生は、国際文化科80人の生徒全員が英検2級以上を取得した。また同学科において、毎年十数人の生徒が英検準1級、数名の生徒が1級に合格する。23期生は英検準1級取得者が過去最多人数である。
- グローバルビジネス科では日商簿記検定や基本情報技術者試験、情報処理検定やITパスポートといった多種多様な資格取得へ向けてのフォロー制度が整備されている。
沿革
(出典:創立十周年記念誌『北の大地に』他)
学科
分野の異なる4つの学科に分かれている。職業科(工業科、商業科)であっても、進学に主眼をおく。
- 普通科(普通科)
- 基本的に理系の学科だが、後述の選択科目により文系にも対応できる。1年生の時には数学研究もある。
- 理数工学科(工業科)・・・2015年度に情報技術科から改称
- 理系(工業)の学科である。電気情報系、機械系、建築系などたくさんの工業に関する技術を学ぶ。工業だけではなく英語の授業も多いのが特徴である。1年次にはマイコンカーラリー大会を行う。授業だけでなく、技術を大会で発表し表彰される生徒もいる。3年次には課題研究などもある。学校祭のステージ発表では幕間担当になることが多い。
履修科目
- 選択科目の数が豊富で、3年次には1週間の総授業数のうち約3分の1は選択教科となる。選択教科によって普通科や国際文化科の生徒が工業や商業の科目を履修することも可能で、理数工学科やグローバルビジネス科の生徒は大学入試などの対策の教科を履修できる。
施設・設備
- 図書館
- 図書の貸し出しが可能。
- 大きな机と自習スペースが設けられている。
研究指定
- 北海道情報教育ネットワーク形成推進事業指定校(1997年度)
- 文部科学省光ファイバー網による学校ネットワーク活用方法研究開発事業実践研究校(1998年度~2001年度)
- 文部科学省スーパーイングリッシュランゲージハイスクール研究開発校(2002年度~2004年度)
- 北海道夢と活力あふれる高校づくり推進事業 学力向上フロンティアハイスクール実践校(2004年度)
制服
海外姉妹校・協力校
その他
- 建設に要した費用はおよそ47億円で、普通高校3校分の予算がかかった。
- 上履きは玄関で履き替えず、各自の教室の前で履き替えている。よってホームルームの教室の前には下駄箱が設置されている。
- 1年生の間は「MIXクラス」と呼ばれるさまざまな学科の生徒が混在するクラスでホームルーム活動を行う。
- 年に1度の学校祭(SIT祭)の前夜祭には「うたごえポン」と呼ばれる独自のパフォーマンスを交えた合唱コンクールが1~3年生各1クラスで形成される縦割りチームで行われる。
- 元プロ野球選手の有倉雅史が野球部監督を務めている。
- 見学旅行は北海道内の公立高校では珍しくハワイに行く。
生徒会活動・部活動等
生徒会活動
- 生徒会執行部
- 学校祭実行委員会
- 選挙管理委員会
- 中央委員会
- 拡大中央委員会
- 議長団
部活動
高校関係者と組織
関係組織
- SIT-PTA
- 札幌国際情報高等学校後援会
- [蒼光会]札幌国際情報高等学校同窓会
著名な出身者
脚注
関連項目
外部リンク