佐々連鉱山(さざれこうざん)は、愛媛県伊予三島市(現在の四国中央市)の嶺南地方にあった鉱山。
住友金属鉱山株式会社佐々連鉱山
愛媛県四国中央市金砂町小川山乙2112
三波川結晶片岩帯に属し、富郷・三縄・小歩危の各層が分布しており、緑色片岩・珪質片岩・泥質片岩・砂質片岩を主な構成岩石としている。
黄鉄鉱・黄銅鉱・斑銅鉱・閃亜鉛鉱
地面陥没の恐れにより、現在は新坑エリア内への立ち入りは禁止されているが、フェンス外から坑廃水処理施設・通電室跡・貯鉱庫跡・佐々連鉱山碑・佐々連通洞跡などが確認出来る。周囲には、社宅跡・小学校跡・ズリ山など(フェンス外)がある。旧坑エリアは立ち入り自由(坑口は閉鎖)だが、そこへ行くまでのアクセス道が3km近くあるダートである為、四輪駆動車でないと厳しい。また、国道319号上小川の佐々連分岐から約500m西へ進んだ所から、金砂湖上に架空索道支柱の遺構も確認出来る。この遺構は、翠波峰西峰展望台からも確認出来る。
伊予三島市史、上巻・下巻