仁田陸郎

仁田 陸郎（にった むつお、1942年2月9日 - 2015年11月2日^[1]）は、日本の元裁判官・弁護士（第一東京弁護士会所属）。2013年（平成25年）瑞宝重光章を受章。叙正三位^[2]。

学歴

• 1960年：京都府立綾部高等学校卒業
• 1964年：東京大学法学部卒業

職歴

• 1966年：大阪地方裁判所判事補任官
• 1997年：甲府地方裁判所所長
• 1999年：東京高等裁判所部総括判事
• 横浜地方裁判所所長・札幌高等裁判所長官等を経て、東京高等裁判所長官。
• 2004年12月：東京高等裁判所長官
• 2007年2月：定年退官

元東京都公安委員会委員長。

• 2015年11月2日午後9時15分：病気のため死去^[3]

担当訴訟

東京高裁裁判長として担当した事件

• JT女性社員逆恨み殺人事件 - 2000年2月28日に控訴審判決。被告人に対し第一審・東京地裁（山室恵裁判長）の無期懲役判決を破棄して検察側の求刑通り死刑判決（2004年に死刑確定・2008年に刑執行）。
• 東名高速飲酒運転事故 - 2001年1月12日に控訴審判決。被告人に対し第一審・東京地裁（伊藤雅人裁判官）の懲役4年判決を支持して控訴を棄却。その後確定。

脚注

1. 「元東京高裁長官の仁田陸郎さん死去」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2015年11月13日。オリジナルの2019年9月18日時点におけるアーカイブ。2019年9月18日閲覧。
2. 平成27年12月7日官報
3. [1]四国新聞

司法職
先代 青山正明	甲府地方裁判所所長 1997 - 1999	次代 塚原朋一
先代 佐藤歳二	横浜地方裁判所所長 2001 - 2002	次代 吉本徹也