上小町(かみこちょう)は、埼玉県さいたま市大宮区の町名。現行行政地名は上小町のみ。丁番を持たない単独町名である。大字上小村田が地名変更の際、上小町となった。住居表示未実施地区[4]。郵便番号は330-0855[2]。
地理
埼玉県さいたま市大宮区南部のほぼ平坦な大宮台地上に位置する。地区の東側を桜木町、南側を中央区本町東や同円阿弥、西側を三橋北側を櫛引町と隣接する。地内は市街化区域(主に第一種住居地域[5])で大宮駅西口から近く、主に住宅地となっている。以前は三橋中央通りは狭隘な道路をバスが行き交い交通渋滞を招いていたが、2010年代に大宮駅から新大宮バイパスまで4車線に拡幅され、歩道が整備された。両側の住居も建て替えられ、新しい街並みが形成されている。
読み方
上小町はもともとは「かみこまち[6]」と呼ばれており、古くからのさいたま市(大宮市や浦和市)近隣の人は、今でもそのように呼び、また平仮名やローマ字で手紙や書類を書いている。大宮上小町郵便局(かみこまちゆうびんきょく[7])、上小町整形外科内科(かみこまちせいけいげかないか[8])など、固有名詞として「かみこまち」と称している施設も少なくない。
しかし、1996年(平成8年)の旧大宮市条例で湯桶読みの「かみこちょう」へ町名の呼び名が変わった。前後して、旧浦和市岸町(きしまち)も同様に「きしちょう」と町名の呼び名が変わった。これは住民の意向は聞かずに変更されたものである(『上小町自治会だより』第110号、第111号参照。)。
地価
住宅地の地価は、2015年(平成27年)1月1日に公表された公示地価によれば、上小町357番2の地点で27万2000円/m2となっている[9]。
歴史
上小町は町村制以前、江戸期は武蔵国足立郡与野領に属する上小村田村であった[6]。たびたび水旱に見舞われる水利に不便な地であった。村高は『元禄郷帳』では109石余、『天保郷帳』では144石余で以降は変化なしであった[6]。助郷は中山道大宮宿に出役していた。化政期の戸数は44軒で、村の規模は東西4町、南北15町余であった[6]。
上小村田村・大字上小村田に存在していた小字
世帯数と人口
2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[20]。
交通
町域内に鉄道は敷設されていない。徒歩圏内には大宮駅がある[9]。1941年(昭和16年)2月25日までは路面電車である西武大宮線が埼玉県道2号に通っていた(旧町域内への駅の設置はなし)。
道路
施設
脚注
参考文献
関連項目
外部リンク