一条 実通(いちじょう さねみち)は、江戸時代後期の公卿。左大臣・一条忠良(後に関白)の嫡男。官位は従三位・権中納言。一条家21代当主。清源院と号する。
享和元年(1801年)に元服して、従五位下・左近衛権少将に任ぜられ、その年の内に従四位下・左近衛権中将に、更に翌年には正四位下へと昇進する。
享和3年2月19日(1803年4月10日)、従三位に昇進して公卿に列する。文化元年(1804年)には権中納言兼左衛門督に任じられるが、翌年に18歳で病死した。このため、弟・忠香が実通の養子として家督を継ぐ事になった。
分家・支流