ラ・シャリテ=シュル=ロワール(フランス語:La Charité-sur-Loire)は、フランス中央部ニエーヴル県にあるコミューンである。
歴史
この町は、1059年にロワール川の島にあった最初のクリュニー修道院の教会が始まりである。
1429年12月24-25日にジャンヌ・ダルクらがラ・シャリテ=シュル=ロワール包囲戦(en)を行ったが失敗している。
1559年に大火で荒廃した。ユグノー戦争では、1570年8月サン=ジェルマン=アン=レー講和条約によって、ユグノーの安全が保護された町の一つであった。第二次ユグノー戦争では、補強された町はカトリックの軍によって8ヶ月の包囲に耐えた。
フランス革命まで小修道院には、わずか12人の修道士が居たが、後に個人に売却された。この修道院は、高速道路建設計画で壊される予定であったが、1840年『カルメン』の著者で、最初のフランス歴史記念物監督官となったプロスペル・メリメに、残す価値がある建物と報告され保護された。
- 世界遺産
修道院は廃墟のようになっているが、ノルマン人の貴族Simon I de Senlisが埋葬されている。 1998年、フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路の一部として、サント・クロワ・ノートル・ダム教会はUNESCOの世界遺産に登録された。
文化
今年の言葉
毎年、この町では言葉の祭典(festival du mot)が開かれており、その年一年をあらわす言葉が選定されている。
年 |
選ばれた言葉 |
解説
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2018
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femmes
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「女子」の意。ネットユーザーが選んだのは「Métissage(混血)」である[1]。セクハラ暴行事件を起こした映画監督ハーヴェイ・ワインスタインの事件以降、映画『ワンダーウーマン』、ドラマ『侍女の物語』と女性を主演とした作品が多く世に出て、多くの人々が「女性」という言葉を使用したことから。
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2017
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Renouveau
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「更新、代謝」の意[2]
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2016
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réfugiés
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「難民」の意[3]
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2015
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Laïcité
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「ライシテ(世俗主義)」の意
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2014 |
SELFIE TRANSITION
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「自分撮り」の意 「変遷」の意[4]
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2013 |
Transparence (インターネット選考:mensonge)
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「透明」の意、政治の透明性に関する法律施行 「虚言」の意
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2012 |
Twitter (インターネット選考:changement)
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Twitter: フランス語の動詞のように扱われ、簡潔さ、スピード、および共有を促進する新しいコミュニケーションモデルとして選考された 「変更」の意、ネットユーザーは自分の状況の改善を願って選考した[5][6]。
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2011 |
Dégage !
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「失せろ!」、「どけ!」の意。アラブの春でチュニジア大統領ベン・アリーと民衆を煽ったフランス大使に使われた。
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2010 |
Dette
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「債務」の意
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2009 |
Parachute doré
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ゴールデンパラシュート、役員への退職金等のこと
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2008 |
Bling-bling
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ヒップホップ用語で、「宝石などをじゃらじゃらつけて派手な様子」。当時の大統領ニコラ・サルコジへの揶揄「President Bling-Bling」
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2007 |
Bravitude
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サルコジ大統領の対抗馬だったセゴレーヌ・ロワイヤルが万里の長城を訪れたときに使った造語「勇気が膨らむ感じ」[7][8]
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2006 |
Respect
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「尊敬」の意
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2005 |
Précarité
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「不安定性」の意、反初期雇用契約(CPE)運動で使用された。
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脚注
出典
関連項目
外部リンク