メグ・マローン(Meg Mallon、1963年4月14日 - )は米国人女子プロゴルファー。1987年にLPGAツアー入りし、4回のメジャー大会優勝を含む18勝をあげた。2017年に世界ゴルフ殿堂入り[1]。
アマチュア時代の成績
マサチューセッツ州ネイティック (Natick) で生まれ、7歳でゴルフを始めた。ミシガン州ファーミントンヒルズ (Farmington Hills) のマーシーハイスクール (Mercy High School) を卒業。1983年にミシガンアマチュア選手権 (Michigan Amateur Championship) に優勝した。
オハイオ州立大学に進学し1984年および1985年にはオールカンファレンスに選ばれ、また、1985年のビッグテン選手権で準優勝した。
プロでの成績
1987年よりLPGAツアーに参加。ブレークスルーとなったのは1991年シーズンで、4つの大会に優勝した。これらのうち2回はメジャー大会(マツダLPGA選手権と全米女子オープン)だった。米国ゴルフライター協会の女性プレーヤーオブザイヤーとゴルフダイジェスト誌の「Most Improved Player(最も飛躍したプレーヤー)」に選出された。
2004年にはさらにメジャーで2勝した(デュモーリエクラシックと2回目の全米女子オープン)。2003年シーズン最後のADT選手権にも優勝した。
メジャー大会を含めて合計で18勝した。賞金ランキング10位以内の年が9回あり、最高位は1991年の2位である。
ソルハイムカップの米国代表として1992、1994、1996、1998、2000、2002、2003年の8回にわたり選手として出場。さらに2009年には副キャプテンとして、2013年にはキャプテンとして出場した[2]。
1996年にオハイオ州のアスレチック殿堂、2002年にはミシガン州ゴルフ殿堂、2008年にはミシガンスポーツ殿堂入り。2000年のLPGA創立50周年にはLPGAトップ50のプレーヤー/ティーチャーに選出された。1999、2004、2008年にはLPGAのプレーヤー理事会の投票権のないメンバーを務めた。
2010年7月7日、全米女子オープンの直前にプロからの引退を表明した[3]。2011年にはパームビーチ郡殿堂入り。
2003年のウェルチ/フライ選手権 (Welch's/Fry's Championship) の第2ラウンドで60打というストローク数を記録した。これは2001年にアニカ・ソレンスタムが記録した59打に1打差であった。また、ホールインワン達成数においてもLPGAの2位タイに位置している。
プロでの勝利(20勝)
LPGAツアーにおける勝利(18勝)
記録
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LPGAツアーのメジャー大会(4勝)
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その他のLPGAツアー(14勝)
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番号
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日付
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大会名
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優勝スコア
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2位との差
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準優勝
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1
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Feb 4, 1991
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Oldsmobile LPGA Classic
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−12 (66-70-69-71=276)
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2 strokes
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Dana Lofland
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2
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Jun 30, 1991
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マツダLPGA選手権
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−10 (68-68-71-67=274)
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1 stroke
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パット・ブラッドリー 岡本綾子
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3
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Jul 14, 1991
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全米女子オープン
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−1 (70-75-71-67=283)
|
2 strokes
|
パット・ブラッドリー
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4
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Oct 6, 1991
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大京世界選手権
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−3 (73-72-71=216)
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5 strokes
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ドッティー・ペッパー
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5
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Mar 14, 1993
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PING/Welch's Championship (Tucson)
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−16 (67-66-70-69=272)
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1 stroke
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ベッツィ・キング
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6
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May 9, 1993
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Sara Lee Classic
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−11 (70-71-64=205)
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Playoff
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Tina Tombs
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7
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Feb 24, 1996
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Cup Noodles Hawaiian Ladies Open
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−4 (74-70-68=212)
|
1 stroke
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カリー・ウェブ
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8
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Apr 28, 1996
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Sara Lee Classic
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−6 (70-71-69=210)
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2 strokes
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Stephanie Farwig Pamela Wright
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9
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Aug 9, 1998
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Star Bank LPGA Classic
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−17 (64-66-68=199)
|
Playoff
|
ドッティー・ペッパー
|
10
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Jan 24, 1999
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Naples LPGA Memorial
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−16 (69-67-69-67=272)
|
1 stroke
|
ヘレン・アルフレッドソン ケリー・ロビンズ
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11
|
May 16, 1999
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Sara Lee Classic
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−17 (66-65-68=199)
|
1 stroke
|
アニカ・ソレンスタム Kris Tschetter
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12
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Jun 11, 2000
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Wegmans Rochester International
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−8 (74-67-72-67=280)
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2 strokes
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ウェンディ・ドーラン
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13
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Aug 13, 2000
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デュモーリエクラシック
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−6 (73-68-72-69=282)
|
1 stroke
|
ロージー・ジョーンズ
|
14
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Aug 18, 2002
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モントリオール銀行カナディアン女子オープン
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−4 (71-71-69-73=284)
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3 strokes
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Michelle Ellis カトリーナ・マシュー Michele Redman
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15
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Nov 23, 2003
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ADT Championship
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−7 (71-71-72-67=281)
|
1 stroke
|
アニカ・ソレンスタム
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16
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Jul 4, 2004
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全米女子オープン
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−10 (73-69-67-65=274)
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2 strokes
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アニカ・ソレンスタム
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17
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Jul 11, 2004
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BMOフィナンシャルグループカナディアン女子オープン
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−18 (65-70-65-70=270)
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4 strokes
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ベス・ダニエル
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18
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Aug 8, 2004
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Jamie Farr Owens Corning Classic
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−7 (66-69-74-68=277)
|
1 stroke
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朴セリ カレン・スタップルズ
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LPGAツアープレーオフ記録(2勝-1敗)
その他の勝利(1勝)
- 1998 JCPenney Classic (Steve Pateと共に)
レジェンドツアーでの勝利(1勝)
- 2014 Walgreens Charity Championship
メジャー大会
勝利(4)
結果タイムライン
トーナメント
|
1990年
|
1991年
|
1992年
|
1993年
|
1994年
|
1995年
|
1996年
|
1997年
|
1998年
|
1999年
|
2000年
|
クラフトナビスコ選手権
|
T9
|
T30
|
5
|
T49
|
T11
|
T16
|
T2
|
予選落ち
|
T16
|
2
|
3
|
LPGAチャンピオンシップ
|
T20
|
1
|
T26
|
T45
|
T11
|
T15
|
T10
|
T22
|
T6
|
T11
|
T17
|
全米女子オープン
|
T9
|
1
|
4
|
21
|
T6
|
2
|
T19
|
T43
|
予選落ち
|
T5
|
T2
|
デュモーリエクラシック
|
予選落ち
|
T23
|
T13
|
T64
|
T4
|
T12
|
4
|
T30
|
T4
|
T66
|
1
|
トーナメント
|
2001年
|
2002年
|
2003年
|
2004年
|
2005年
|
2006年
|
2007年
|
2008年
|
2009年
|
2010年
|
クラフトナビスコ選手権
|
T28
|
T36
|
T33
|
T48
|
T50
|
T66
|
73
|
T15
|
|
予選落ち
|
LPGAチャンピオンシップ
|
T17
|
T12
|
T27
|
16
|
T33
|
|
予選落ち
|
予選落ち
|
予選落ち
|
予選落ち
|
全米女子オープン
|
T30
|
T22
|
予選落ち
|
1
|
T13
|
予選落ち
|
予選落ち
|
T58
|
予選落ち
|
|
女子ブリティッシュオープン ^
|
予選落ち
|
T8
|
T37
|
予選落ち
|
予選落ち
|
予選落ち
|
68
|
|
|
|
^ 2001年、全英女子オープンがデュモーリエクラシックに代わりLPGAメジャーとなった。
優勝
トップ10
プレーせず
概要
- 出場 - 84
- 優勝 - 4
- 2位フィニッシュ - 4
- 3位フィニッシュ - 1
- 上位3位 - 9
- 上位5位 - 15
- トップ10 - 21
- 上位25位 - 41
- 予選落ち - 18
- 連続予選通過数 - 24
- トップ10の最長連続 - 2(5回)
チームでの出場
プロ時代
- ソルハイムカップ (米国代表): 1992年、1994年(勝利)、1996年(勝利)、1998年(勝利)、2000年、2002年(勝利)、2003年、2005年(勝利)
- ワールドカップ (アメリカ合衆国代表):2005年
シニア時代
- ハンダカップ (アメリカ合衆国代表):2010年(勝利)、2011年(勝利)、2014年(勝利)、2015年(勝利)
参考
- LPGAツアーで最も勝利したゴルファーのリスト
- LPGAメジャーチャンピオンシップで最も優勝したゴルファーのリスト
脚注
関連項目
外部リンク
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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† プレーオフによる決着、 ‡ 初日から最終日まで首位をキープしての優勝。 |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
---|
(a)はアマチュア |