マイク・ボルセンブローク(Mike Bolsenbroek、1987年3月11日 - )は、オランダ王国ヘルダーラント州アペルドールン出身のプロ野球選手(投手)。現在は、ドイツの国内リーグである野球ブンデスリーガのレーゲンスブルク・レギオネーレに所属している。
「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」では、「マイク・ボルセンブルック」と表記された[1]。
経歴
プロ入り前
1987年3月11日にオランダのヘルダーラント州アペルドールンで生まれる[2]。
その後、渡米しエル・モデナ高等学校に進学する[2]。高校卒業後はサンタ・アナ短期大学に進学している[2]。
2006年のMLBドラフトでシカゴ・ホワイトソックスにドラフト41巡目で指名された[2]が、契約には至らなかった。同年はHSVスティーラーズでプレーしている[2]。
2007年のMLBドラフトで再度シカゴ・ホワイトソックスに26巡目指名された[2]が、またしても契約には至らなかった。
プロ入りとフィリーズ傘下時代
2008年のMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズにドラフト42巡目指名され[2]、契約を結びプロ入りを果たした。
同年は傘下ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプレーした。5試合に登板し、0勝1負、防御率1.42、5奪三振を記録した[2]。
2009年は前年同様に傘下ルーキーリーグのガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプレーした。同チームでは16試合に登板し、2勝2負3セーブ、防御率2.03、30奪三振を記録した[2]。その後、傘下ショートシーズンAのウィリアムズポート・クロスカッターズでプレーした。同チームでは2試合に登板し、0勝0負1セーブ、防御率1.93、6奪三振を記録した[2]。
2010年は傘下Aのレイクウッド・ブルークロウズでプレーした。18試合(2試合で先発)登板し、0勝1負、防御率3.38、23奪三振を記録した[2]。
ドイツ球界時代
フィリーズ退団後はドイツの国内リーグである野球ブンデスリーガのレーゲンスブルク・レギオネーレでプレーしている。
2012年9月に第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選のドイツ代表に選出された[3]。ボルセンブローク自身はオランダ人だが、ドイツの市民権をもっているため選出された。9月21日のチェコ戦で先発登板し、勝ち投手となっている[4]。
2014年9月2日に第1回フランス国際野球大会のオランダ代表に選出された[5]。同大会でオランダ代表は初代優勝国となった[6]。
大会終了後の12日に第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された[7]。同大会ではオランダ代表が大会の記録である自国の20回の優勝を塗り替える3大会振り21度目の優勝を果たした[8]。
2015年開幕前には「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の暫定メンバーになっていたものの正式メンバーには選出されなかった。しかし、リック・バンデンハークとアンドリュー・ジョーンズが辞退したため、急遽チェコ代表のヤコブ・スラデックと共に追加メンバーとして選出された[9]事が、3月4日に発表された[1]。この試合には既に、自チームから投手コーチのマルティン・ブルナーがコーチングスタッフとして欧州代表に選出されている他に、第3回WBC予選のドイツ代表で共にプレーしたルーク・ゾマーが選出され、第33回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表で共にプレーしたディエゴマー・マークウェル、ロブ・コルデマンス、トム・ストイフバーゲン、オーランド・イェンテマ、ケビン・ベジスティック、ダシェンコ・リカルド、ジアニソン・ボックハウト、クルト・スミス、マイケル・ダースマ、カリアン・サムス、ユレンデル・デキャスターが選出されていた。ただ、登板することは無かった。
6月30日に第15回ワールドポート・トーナメントのオランダ代表に選出された[10]。
オフの10月12日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表候補選手36名に選出され[11]、10月20日に第1回WBSCプレミア12のオランダ代表選手28名に選出された[12]。
2016年7月9日に第28回ハーレムベースボールウィークのオランダ代表に選出された[13]。
オフの8月25日に第2回フランス国際野球大会のオランダ代表に選出された[14]。9月7日に第34回ヨーロッパ野球選手権大会のオランダ代表に選出された[15]。両大会で優勝を果たした[16]。
10月18日に「侍ジャパン 野球オランダ代表 野球メキシコ代表 強化試合」のオランダ代表に選出された[17]。
2017年開幕前の2月7日に同年のアメリカ遠征のオランダ代表に選出された[18]。2月9日に第4回WBCのオランダ代表に選出された[19]。オフの10月13日にイタリア代表との親善試合である「ヨーロピアン・ベースボール・シリーズ」のオランダ代表に選出された[20]。
詳細情報
WBSCプレミア12での投手成績
年
度 |
代
表 |
登
板 |
先
発 |
勝
利 |
敗
戦 |
セ | ブ |
打
者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬
遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴
投 |
ボ | ク |
失
点 |
自 責 点 |
防 御 率
|
2015
|
オランダ
|
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
7 |
2.0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
3 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00
|
2019
|
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
7 |
2.0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00
|
WBCでの投手成績
年
度 |
代
表 |
登
板 |
先
発 |
勝
利 |
敗
戦 |
セ | ブ |
打
者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬
遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴
投 |
ボ | ク |
失
点 |
自 責 点 |
防 御 率
|
2017
|
オランダ
|
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
11 |
3.1 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0.00
|
2023
|
2 |
0 |
0 |
1 |
0 |
22 |
4.1 |
8 |
0 |
1 |
0 |
1 |
2 |
1 |
0 |
7 |
7 |
14.54
|
代表歴
- ドイツ代表
- オランダ代表
脚注
外部リンク
野球オランダ代表 |
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WBSCプレミア12 オランダ代表 |
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ヨーロッパ野球選手権大会オランダ代表 |
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フランス国際野球大会オランダ代表 |
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