称号:龍王
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敬称 |
陛下 His Majesty the King |
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ブータンの国王(ブータンのこくおう)は、ブータン王国の元首たる君主。原語ではドゥク・ギャルポ(ゾンカ語:སྐུ་འཁོར་གྱི་རྒྱུད་པ།、ラテン文字:Druk Gyalpo)といい、日本語では龍王(りゅうおう)あるいは雷龍王(らいりゅうおう)と訳される。
概要
現行のブータン憲法により「国王は、 国家元首にして、 ブータン王国及び国民の統合の象徴である」(第2条第1節)と位置付けられている[1]。龍王継承(王位継承)は世襲制ではあるが、21歳以上でなければ龍王継承は出来ず、また65歳までに譲位しなければならない定年制度を採用している。国王信任投票制度があり、国王が議会と国民の信任を得ない場合は退位させられる。
龍王継承
- 初代国王ウゲン・ワンチュク王の嫡出の子孫で、合法的な婚姻によって誕生した子とする。原則は直系の子孫とするが、直系の子孫が絶えた場合は最も直近の傍系が継承する。長子の男子優先であるが女子の即位も可能となっている。
- 龍王位が空位となった時点で、龍王位継承者が21歳未満の場合は、摂政会議 (Council of Regency) が設置され国王の権限を代行する。
国王信任投票
- この制度は現職の国王に退位を要求するものであり、 君主制の廃止を要求・意図するものではない。
- 国民議会が国王に退位を求める決議の発案を行ない、国会議員の3分の2以上の賛成と、その後の国民投票の結果によって退位させられる。国民投票は、国内の20地区すべてで単純過半数で可決される必要がある[2]。
- 過去には一院制の国民議会 (Tshogdu) が国王を退位させることができる同様の制度が存在していた。第3代国王の提案により1968年に導入されたが、1973年に一旦廃止となる。1998年6月に第4代国王が再び導入を求め、 国民議会でも可決し現行制度に至る。
ワンチュク朝
ワンチュク朝(ワンチュクちょう)は、ブータン王室の王朝である。
ブータン王国は1907年に、東部トンサ郡の領主の家系であったワンチュク家(英語版)の元に統一王国として成立した。その際、それまで「ドゥク・ギャルポ」と呼ばれていたブータン国王は二頭政治制における「ドゥク・デシ」としての地位にも就いた。
2008年に制定されたブータン憲法(英語版)では、国王は国家元首としての地位を維持し、首相が立憲君主制の政府の長として位置付けられた[2]。
国王(龍王)の一覧
脚注
出典
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東南アジア | |
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南アジア | |
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西アジア | |
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関連項目 | |
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各列内は五十音順。※ 1 現代日本の学説の大多数では、内閣または内閣総理大臣が元首とされている。日本の元首も参照。 ※ 2 ヨーロッパにも分類され得る。※ 3 一部はアフリカに含まれる。 |