ヴラダ・アヴラモヴ(Влада Аврамов, Vlada Avramov、1979年4月5日 - )は、セルビア・ヴォイヴォディナ自治州南バチュカ郡ノヴィ・サド出身[2]の元同国代表サッカー選手。ポジションはゴールキーパー(GK)[1]。
Jリーグ時代の登録名はブラダ・アブラモフ。
妻は歌手のスラヴィツァ・チュクテラシュ[3]。
来歴
12歳からFKヴォイヴォディナ・ノヴィ・サドユースに所属し[2]同クラブのトップチームでプロデビュー。
2001年に渡伊し、セリエBのヴィチェンツァ・カルチョでプレー。2005-06シーズンはレンタル移籍先のペスカーラ・カルチョで[4]ミケーレ・タルディオーリ (Michele Tardioli) からポジションを奪取した。
2006年6月にセリエAのACFフィオレンティーナへ完全移籍するも[4]、セバスティアン・フレイらの控えとしての加入であり[4]セリエB・トレヴィーゾFCへ1年間のレンタル移籍[2]。同年、EURO予選に臨むセルビアA代表に招集され、翌2007年11月21日のポーランド代表戦で国際Aマッチに初出場[2]。2008年2月17日の第23節カターニア戦でセリエA初出場を果たしたが[5]、フレイやアルトゥール・ボルツに阻まれ[2]、長らく控えGKとして在籍した。
2011年7月、カリアリ・カルチョへ移籍[6]。マッシモ・フィッカデンティ監督らの下[7]、ミカエル・アガッツィとポジションを争った。
2014年7月にトリノFCに移籍することが発表されたが[8]、同年9月には退団したアンドレア・コンシーリの穴を埋めるべくアタランタBCへレンタル移籍[9][10]。
2015年8月にはフィッカデンティが指揮を執るJリーグ・FC東京の練習に帯同し[11][12]翌9月[注 1]より正式加入[14]。クラブ初の外国籍GKとなった[15]。離脱中の権田修一の穴を埋めるべく[16]、片言の日本語で味方に指示を飛ばし堂々とプレー[17]。8試合に出場し5試合を無失点に抑えた。
2016年には古巣カリアリ[18]やパレルモ[19]、ボローニャといったクラブが獲得に動くも[20]、外国籍枠(EU非加盟国選手枠)[注 2]が障害となって[19]正式オファーには至らず、同年8月限りでの[18]現役引退を決めた。
2017年、イタリアでの指導者ライセンス講習を経て[21]、同年7月よりUAE・アル・ナスルSCのアシスタントGKコーチに就いた。
個人成績
代表歴
出場大会
- U-17ユーゴスラビア代表
- U-20ユーゴスラビア代表
- セルビア代表
試合数
- 国際Aマッチ 2試合 0得点 (2006年 - 2007年)
指導歴
脚注
- 注釈
- 出典
関連項目
外部リンク