フジヤマライナーは、山梨県富士吉田市と大阪府大阪市を結ぶ高速バス路線である。ここでは大阪市から神奈川県小田原市を結ぶ金太郎号(きんたろうごう)についても併記する。
ともに全席指定制のため、乗車には予約が必要である。
概要
近鉄バスは2000年9月に運行を開始した、大阪市から山梨県甲府市を結ぶクリスタルライナーの利用状況が好評であることを踏まえ、今度は山梨県東部地方を結ぶ路線を開設することになった。そして2005年7月に山梨県東部地方を管轄する富士急行系列の富士急山梨バス(当時。現・富士急バス)との共同運行で開業した。
運行当初は夜行便と昼行便があったが、2007年より昼行便が廃止され現在は夜行便のみとなっている。
2008年10月1日に系統分離され、沼津・御殿場経由で新松田駅を結ぶ便「金太郎号」を新設し、「フジヤマライナー」の名称を引き継いだ富士吉田発着便は富士宮市経由となった。
2012年には期間限定で「フジヤマライナー」に4列シートの格安便(通常便に対し2,000円引き)を設定。翌2013年7月より通年運行に移行している。
運行会社
- 富士吉田線「フジヤマライナー」
- 小田原線「金太郎号」
停車地
富士吉田線「フジヤマライナー」
あべの橋駅 - 近鉄なんば駅西口(OCATビル) - 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) - 京都駅八条口(F3のりば) - ( 名神高速道路・東名高速道路経由)- 東静岡駅(北口) - 富士駅 - 富士宮駅 - 大石寺 - 富士急ハイランドバスターミナル - 富士山駅 - 河口湖駅
- 2008年10月1日より金太郎号開設に伴い御殿場車庫と山中湖(ホテルマウント富士入口)は廃止された。
- 大阪駅前(地下鉄東梅田駅)は定期便(1号車)のみ乗降扱いを行い、臨時便(2号車以降)は停車しない。
小田原線「金太郎号」
近鉄なんば駅西口(OCATビル) - 大阪駅前(地下鉄東梅田駅) -(阪神高速池田線)-(名神高速道路)- 京都駅八条口(F3のりば) - ( 新名神高速道路・新東名高速道路経由)- 新富士駅 -(国道1号)- 沼津駅北口 -(県道394号)- 三島駅北口 - (国道246号)- 御殿場駅 - (東名高速道路)- 松田車庫 -(国道255号)- 小田原駅(東口)
- 富士山特急線を系統分離した形で2008年10月1日に開設。京都・大阪と静岡県東部・神奈川県西部とを結ぶ。新富士駅、沼津駅、御殿場駅は富士吉田線から移された停留所である。
- 大阪駅前(地下鉄東梅田駅)は定期便(1号車)のみ乗降扱いを行い、臨時便(2号車以降)は停車しない。
- 2017年1月より金太郎号のみ、あべのハルカス(天王寺駅)への停車を廃し、近鉄なんば駅西口(OCATビル)を始発終着とする路線短縮を行った[1]。
- 2017年2月1日より、神奈川県松田町内の停留所を新松田駅より松田車庫(富士急湘南バス本社)に変更。
- 大阪方面行の開放休憩は、かつての東名高速経由では富士川SAであったが、新東名高速経由に変更してからは清水PAで行っている。小田原方面行の開放休憩は土山SAで実施する。
沿革
車両・サービス
- 28人ないし27人乗り独立3列シート車で運行。格安便は4列シート車。
- ドリンクサービスおよび毛布・スリッパの貸与あり。
- 通路側プライバシーカーテンあり。近鉄バス便はコンセントに加え、Wi-Fi接続サービスあり。[16]
脚注・出典
外部リンク