ナタリー・パウエル(Natalie Powell、1990年10月16日 - )はウェールズ・ポーイス出身の柔道選手。階級は78kg級。身長175cm[1][2][3]。なお、LGBTであることを公表しており、70㎏級のサンネ・ファンデイケと交際している[4][5]。
人物
2014年のグランプリ・デュッセルドルフ78kg級で3位になると、英連邦競技大会では優勝した[2]。2015年には世界ランキング上位選手が集まるワールドマスターズで3位に入った[2]。2016年にはグランドスラム・パリ、ヨーロッパ選手権、さらにはワールドマスターズでも3位となった[2]。リオデジャネイロオリンピックでは3回戦でフランスのオドレー・チュメオに指導2で敗れると、敗者復活戦でもドイツのルイーゼ・マルツァンに谷落で敗れて7位にとどまった[1][2][6]。2017年にはヨーロッパ選手権で3位、グランドスラム・エカテリンブルクでも2位となった[2]。世界選手権では準々決勝で日本の佐藤瑠香に体落で敗れるも、その後の3位決定戦で元世界チャンピオンであるオランダのマリンド・フェルケルクを技ありで破って3位となった[2][7]。2018年のヨーロッパ選手権とワールドマスターズでは3位だった[2]。2019年のグランプリ・ブダペストでは準決勝で佐藤瑠香に合技で敗れて3位だったが、これで佐藤に5連敗したのを含めて日本選手に対して一度も勝てず22連敗となった[8]。2021年7月に日本武道館で開催された東京オリンピックでは初戦で敗れた[9]。グランドスラム・パリでは7位だったが、初戦で泉真生に裏投げで逆転勝ちして、23戦目の対戦で初めて日本の選手に勝利した[10]。2024年のパリオリンピックに出場できず、現役引退を表明した[11]。
主な戦績
(出典[2]、JudoInside.com)
脚注
外部リンク