古代に起源を持つ都市であるが、19世紀以後に製鉄所を中心に工業都市として発展し、「鉄鋼の町」(La Città d'Acciaio)、「イタリアのマンチェスター」(Manchester italiana)と称された。このために、第二次世界大戦では爆撃の被害を受けた。21世紀初頭の現在も重要な産業都市であるとともに、歴史・文化的遺産や自然環境を生かした観光業も発展している。また、都市の守護聖人である聖ウァレンティヌス(聖バレンタイン)にちなみ「恋人たちの町」(Città degli Innamorati)という名でも称される。
Acquapalombo, Appecano, Battiferro, Cecalocco, Cesi, Collegiacone, Collescipoli, Collestatte, Giuncano, Larviano, Marmore, Miranda, Papigno, Piediluco, Poggio Lavarino, Polenaco, Porzano, Pracchia, Rocca San Zenone, San Liberatore, Titurano, Torreorsina, San Carlo, La Castagna, Colle Sant'Angelo
経済
テルニは3つの重要な産業の拠点がある。一つはAST (it:Acciaierie di Terni) (ティッセンクルップグループの一社)のステンレス鋼製鋼所で、テルニ東部に広大な敷地を持つ。また、テルニの西部にはポリマー製造工場が集まった地区がある。もう一つ、テルニ研究所と呼ばれる新産業研究機関が置かれ、グリーン・エネルギーの研究・開発を行っている。
テルニのドゥオーモ (Terni Cathedral) - 正式名称は聖母被昇天教会(Cattedrale di Santa Maria Assunta)。現在の教会堂は17世紀に建設されたバロック様式の建築で、町の最古のキリスト教教会の遺構の上に建てられている。内部装飾にはジャン・ロレンツォ・ベルニーニが関わっている。鐘楼は18世紀のもの。ファサードの門の2つは中世のものである。