タイ王国海兵隊

タイ王国海兵隊
タイ王国海兵隊の紋章
活動期間 1833年
国籍 タイ王国の旗 タイ
軍種 タイ王国海軍
兵科 海兵隊
主な戦歴 タイ・フランス領インドシナ紛争
太平洋戦争
パタニ連合解放組織の鎮圧
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タイ王国海兵隊(タイおうこくかいへいたい、タイ語: นาวิกโยธินแห่งราชอาณาจักรไทย)は、タイ王国海兵隊19世紀海賊対策部隊が独立したもので、幾度かの改編を経て、現在は水陸両用戦と沿岸警備を主な任務としている。

概要

ナラーティワートラーチャナカリン王女の葬儀式典において、行進を行う隊員
銃を構える隊員

古くから海上交易が盛んであったタイ王国では、海上交通の安全確保が重要であった。当初は陸軍歩兵海賊対策などのために船舶歩兵として艦船へ配属されていた。1833年、船舶歩兵がラーマ3世勅令により、イギリス海兵隊に倣った海兵隊として独立した[1]

1932年の改革により第1海兵大隊が編成され、1937年には第2海兵大隊が編成された。そして、第二次世界大戦の終戦時には7個大隊となっていた[1]

1951年アメリカ海兵隊および海軍の支援により、水陸両用戦能力を持つ部隊へと改編された。同時に、タイ王国海軍へ編入された[1]。当時は、共産主義勢力がインドシナの独立紛争などを支援しており、勢力拡大のためにタイへも侵攻してきていた。そのため、海兵隊も1950年代-1960年代にかけて対ゲリラ活動を展開した。1970年代にはマレーシア国境付近で2個旅団を展開した。

編成

現在のタイ王国海兵隊は、1個師団編成の両用戦部隊と地域配備部隊を有している。9個の海兵ライフル大隊は、ローテーションで王宮の警備も行っている。地域配備部隊は3個の作戦管区に分かれ、沿岸警備を任務としている[1]

装備

小火器

主力戦車

水陸両用車両

  • AAV-7A1
  • ZTD-05(VN-16)
  • シータイガー 装甲兵員輸送車 数量不明(調達予定数5両以上)[2]
  • チャイセリ 8×8 装甲兵員輸送車 ×7両[3]

装甲兵員輸送車

対戦車ミサイル

対空ミサイル

艦艇

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d 荒木
  2. ^ Thai marines receive amphibious APCs”. janes.com (2023年5月23日). 2024年8月2日閲覧。
  3. ^ Thai marines take delivery of Chaiseri amphibious vehicles”. janes.com (2024年9月20日). 2024年9月23日閲覧。

参考資料

  • 荒木雅也「各国の海兵隊〈6〉」『PANZER』第552号、アルゴノート社、2014年3月、52-57頁。 

外部リンク

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