スピードアップ (Speed Up) は、イタリアのオートバイレーシングチーム、コンストラクター。2010年に設立され、ヴィチェンツァを拠点とする。2012年にはスピードアップ・ファクトリーの名で独自のシャシーの製造を始めた。2021年よりシャシーの名称をボスコスクーロ (Boscoscuro) にリブランドした。
歴史
チームは2010年に元グランプリライダーのルカ・ボスコスクーロが設立、新設されたMoto2クラスに参入した。参戦初年度はFTRモト製の「M210」フレームを元に開発した「S10」を用い、ライダーにアンドレア・イアンノーネとガボール・タルマクシを起用して3勝を挙げた[1]。2011年にはFTR製の「M211」を用い、ポル・エスパルガロ とバレンティン・デビーズを起用して参戦した。
2012年、チームは自身のシャシー「S12」の製造を始め[2]、アンドレア・イアンノーネのスピードマスター・チームと提携、イアンノーネとマイク・ディ・メッリオにシャシーを供給した。イアンノーネはシーズン2勝を挙げる。このシーズン中にQMMFレーシングチームはモリワキ製シャシーからスピードアップのシャシーにチェンジしている。
2013年は新型シャシーの「SF13」がデビューした。フォワード・レーシング、AGR、QMMFレーシングチームの3チームに供給され、最高位はシモーネ・コルシのドイツGPにおける2位であった。
2014年は新型の「SF14」を投入する。サム・ロウズを擁した自身のチームと、QMMFレーシングチームの2チームが使用し、アンソニー・ウエストがダッチTTで優勝している。
GP戦績
注
- ^ a b c 数字はチームでの獲得ポイント。括弧内の数字はシーズンに獲得した総ポイント。
参照
外部リンク