ジョセフ・ゴードン=レヴィット(Joseph Gordon-Levitt, 本名: ジョセフ・レナード・ゴードン=レヴィット、Joseph Leonard Gordon-Levitt, 1981年2月17日 - )は、アメリカ合衆国の俳優。ファーストネームはジョゼフと表記されることもある。身長177cm。
来歴
生い立ち
カリフォルニア州ロサンゼルスで生まれ、シャーマン・オークスで育つ。ユダヤ系の血を引く[1][2] 。父親のデニス・レヴィットはパシフィカ・ラジオのニュース・ディレクター、母親のジェーン・ゴードンは映画監督マイケル・ゴードンの娘。1974年生まれの兄ダンがいたが、2010年10月に36歳で亡くなった[3][4]。
2000年にコロンビア大学に進学し、俳優業を一時休業しながら[5]、歴史や文学を研究。とくにフランス文学に傾倒し、フランス語を話すことができる[6]。
キャリア
子役としてキャリアをスタートさせる。1992年公開の『リバー・ランズ・スルー・イット』で映画デビューし、ヤング・アーティスト・アワードの男優賞(10歳以下)を受賞。その後も映画やテレビシリーズにコンスタントに出演。
2009年公開の『G.I.ジョー』ではメインキャストの1人を演じ、同年公開の『(500)日のサマー』ではゴールデングローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)にノミネートされた。
2010年以降、映画『インセプション』、『ダークナイト ライジング』といった話題作に立て続けに出演している。
2013年には初監督作品『ドン・ジョン』が公開された(日本公開は2014年)[7]。
2016年、ヘイスティ・プディング賞マン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた[8]。
その他
ヒットリコード(HitRECord)という、オンライン共同制作会社を経営している[9][10]。
尊敬する俳優はダニエル・デイ=ルイスとゲイリー・オールドマン[11]。
2014年12月20日にロボット工学の会社Fellow RobotsのCEOでもあるターシャ・マッコリーと結婚[12]。2015年8月15日に第1子の男児が誕生[13]。2017年7月に第2子の男児が誕生した[14]。
フェミニストであり、女性差別に対して声をあげている[15]。
主な出演作品
映画
テレビ
日本語吹き替え
主に担当しているのは、以下の二人である。
- 土田大
- 『G.I.ジョー (映画)』で初担当。以降、『インセプション』や『ダークナイト ライジング』などの代表作を担当するようになり、ジョセフの担当声優として知られている[16]。
- 内田夕夜
- 『LOOPER/ルーパー』で初担当。現在は土田と並んで多く吹き替えている。自身のブログでもジョセフについて入れ込んでいることを明かしている[17]。
このほかにも、浪川大輔、川島得愛、平川大輔、猪野学、松田洋治なども声を当てている。
脚注
- ^ McCafferty, Dennis; Carter, Alan; Strohl, Lydia (1999年4月2日). “Favorites of a Young Rock Star”. USA Today, through Rome News-Tribune. https://news.google.ca/newspapers?id=mmowAAAAIBAJ&sjid=LTUDAAAAIBAJ&pg=2291,856956&dq=favorites-if-i-rock-star&hl=en 2010年7月9日閲覧。
- ^ Elkin, Michael (2003年5月22日). “He has a Mania for Good Works”. The Jewish Exponent. オリジナルの2012年11月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121105211722/http://www.highbeam.com/doc/1P1-79380481.html 2010年4月28日閲覧。
- ^ Warner, Kara (2010年10月6日). “Joseph Gordon-Levitt's Brother Dead At 36”. MTV. Viacom. 2010年10月6日閲覧。
- ^ “Joseph Gordon-Levitt's Brother, 'Burning Dan,' Dies”. The Wrap. The Wrap News Inc (2010年10月5日). 2010年10月6日閲覧。
- ^ 「スノーデン」のジョセフ・ゴードン=レヴィット:「僕らは声を上げられる。やめろと言える」(猿渡由紀) - 個人 - Yahoo!ニュース
- ^ Lidz, Frank (2007年3月25日). “From Alien Boy to Growing Star in the Indie Universe”. The New York Times. http://www.nytimes.com/2007/03/25/movies/25lidz.html?_r=1&ref=movies&oref=slogin 2007年3月26日閲覧。
- ^ “ドン・ジョン”. シネマトゥデイ. 2014年6月6日閲覧。
- ^ “ジョセフ・ゴードン=レヴィットがヘイスティ・プディング賞マン・オブ・ザ・イヤーに!”. シネマトゥデイ (2016年1月25日). 2016年1月26日閲覧。
- ^ “hitRECord in a nutshell”. 2012年9月3日閲覧。
- ^ Stein, Joel (September 18, 2011). “Profiling Joseph Gordon-Levitt: The Crowd-Sourced Version”. Time Magazine. http://www.time.com/time/arts/article/0,8599,2093273,00.html October 2, 2011閲覧。
- ^ “Talking Shop: Joseph Gordon-Levitt”. BBC News. (2009年8月22日). http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/8214816.stm 2010年1月11日閲覧。
- ^ “『ダークナイト・ライジング』のジョセフ・ゴードン=レヴィット、結婚”. シネマトゥデイ (2015年1月3日). 2015-0105閲覧。
- ^ “ジョセフ・ゴードン=レビットに男児誕生”. 映画.com (2015年8月20日). 2017年7月24日閲覧。
- ^ “ジョセフ・ゴードン=レヴィットに第2子誕生”. シネマトゥデイ (2015年8月20日). 2018年2月22日閲覧。
- ^ “Mark Ruffalo, Ryan Gosling and More Male Celebrities Who Are Proud Feminists”. Us Weekly (2021年6月30日). 2022年1月19日閲覧。
- ^ “忍者戦隊の原点『忍者戦隊カクレンジャー』の衰えない人気の秘密に迫る【キャスト・あらすじ(ネタバレあり)】”. ciatr[シアター] (株式会社viviane). (2018年4月16日). https://ciatr.jp/topics/309627 2024年1月24日閲覧。
- ^ “内田夕夜『『スノーデン』』”. 内田夕夜オフィシャルブログ「夕夜のブログ」by Ameba. 2024年1月24日閲覧。
外部リンク