| この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "ジャガー・R3" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2024年3月) |
ジャガー・R3 (Jaguar R3) は、ジャガー・レーシングが2002年のF1世界選手権参戦用に開発し投入したフォーミュラ1カー。スティーブ・ニコルズ(テクニカルディレクター)、ジョン・ラッセル(チーフデザイナー)らが設計した。
概要
ドニントン・グランプリ・コレクション所蔵のR3
R3は2002年1月4日にシェイクダウンされた。2001年末には当時のジャガー・レーシングの最高責任者ニキ・ラウダが直々にテスト走行をして期待されていたものの、前作のR2にも劣るパッケージとも言える失敗作であった。プレシーズンテストの不調により、開幕1ヶ月前にはテクニカルディレクターのスティーブ・ニコルズが辞任した。
根本的問題はマシンの剛性不足であり、走行中にダウンフォースが変化するという、致命的な欠陥がシェイクダウン時で判明した。チームはその数値計算、特に風洞関係の数値に多くの誤りがあったことを認めた。初戦のオーストラリアGPではアーバインが4位に入賞したものの、信頼性に欠けたマシンは馬力も不足し、チームはランキングを滑り落ちていった。
しかしながら、マルコム・オーストラー(元B・A・R)、ベン・アガザンジェロウ(元ルノー)ら他チームから招聘したエンジニアによってデビッド・ピッチフォースが総覧する改良プロジェクトが続けられ、イギリスGPより新エアロパッケージのR3Bを投入。イタリアGPではエディ・アーバインが3位入賞し、表彰台を得ることができた。
チームは8ポイントを挙げ、コンストラクターズランキングは7位でシーズンを終えた。
スペック
シャーシ
エンジン
F1における全成績
(key) (太字はポールポジション)
- ドライバーズランキング
- エディ・アーバイン 9位
- ペドロ・デ・ラ・ロサ 21位