2014年10月、ケンジントン宮殿は第2子は2015年4月に誕生すると予想されると発表した[12][13]。出産予定日が4月23日と報告されても、王室ファンは病院の外で誕生までキャンプし、長逗留のために中にはパイを与えられたものもいた[14]。"The Great Kate Wait"と知られる、出産間際にはケンジントン宮殿のツイッターには1週間に少なくとも217,000人のフォロワーが加わった[15]。
誕生
2015年5月2日、ケンジントン宮殿はキャサリン妃が陣痛が始まる段階に入ったことを確認した[16]。彼女は夫とともにケンジントン宮殿からセント・メアリーズ病院に移り、6時には入院し[17]、8時34分に女児を出産した。体重は3710gである[18]。ウィリアム王子は出産に立ち会った。アラン・ファザリング医師によって取り上げられた。誕生時の王位継承第4位であり[3][19]、「王女(Princess)」と「殿下(Her Royal Highness)」の称号を有する[20]。「男子優先主義」を廃止した2013年王位継承法により、彼女の王位継承順は爾後の男子の誕生を問わず劣後しない[21]。英王室に王女の称号を持つ女児が生まれたのは、1990年のユージェニー・オブ・ヨーク王女の誕生以来、25年ぶりである。また彼女は、2012年12月31日に曾祖母エリザベス2世が発布した新たな特許状を根拠にして王女の称号を得た最初の人物である。彼女は5月2日18時11分に両親とともにお披露目となった。誕生を祝い、トラファルガー広場の噴水やタワーブリッジが女の子を示すピンク色に光り、イギリス海軍の艦船には「SISTER」の人文字も刻まれた。
誕生から2日後の5月4日に「シャーロット・エリザベス・ダイアナ (Charlotte Elizabeth Diana)」と命名された。また、同王女の誕生を祝うセレモニーが行われ、100発以上もの祝砲がロンドン市内で鳴り響き、祝賀ムードはさらに盛り上がった。
父であるウィリアム王子(現在のウィリアム皇太子)は6週間の育児休暇を取った。
同5月5日、ウィリアム王子はシャーロット王女の出生届を「シャーロット・エリザベス・ダイアナ・オブ・ケンブリッジ王女殿下 (Her Royal Highness Princess Charlotte Elizabeth Diana of Cambridge)」と記載の上で提出したと王室がツイッターで発表した。この出生届は、シャーロット王女の全名、両親、出生日や病院名等が肉筆で書かれており、ウィリアム王子が署名している。同日、ケンジントン宮殿において曽祖母で89歳になるエリザベス女王と初対面したと英スカイニューズ・テレビが伝えた。