ザ・スリル (THE THRILL) は、15人のメンバーによる、ビッグバンドスタイルの日本のロックバンド。
1990年夏にエンターテインメントプロデューサーのシキタ純が、ショコラータ、ミュート・ビート、じゃがたらなど当時の先鋭的なバンドのミュージシャンを中心に集めて結成された[2]。同年12月にインクスティック鈴江のこけら落としとして3日間の初ライブを行う。1992年に東芝EMIよりデビューアルバムをリリース。渋谷クアトロ、新宿リキッド・ルームなどでの都内ライヴ活動を中心に、地方各都市へのツアー展開や、日本武道館でのACT AGAINST AIDS '94など多くのイベントに出演する。
1995年にシキタ純が脱退したことでバンドはショー的な要素を減らすが、ビッグバンドによるロックをより深く追求していく転機となる。
東芝EMIよりオリジナル・アルバムを4枚とシングルを2枚リリースした後、OVA『青の6号』やCX系テレビドラマ『ナオミ』のサウンドトラックなど映像への楽曲提供も行う。
2002年にアルバム"THE NEW ODYSSEY"、ライヴDVD"LIVE TRUTH"をリリース。FIFAワールドカップ2002日韓大会のNHKテーマソングであるポルノグラフィティ「Mugen」のレコーディングとMVに参加。
2003年陣内孝則が監督した自伝映画『ROCKERS』のサウンドトラックに参加。映画にも出演。
2005年12月にバンド結成15周年記念ライヴ"GREAT ADVENTURE"を渋谷O-EASTにて行い、ゲストの金子マリ、陣内孝則、三上博史、エミ・エレオノーラ、藤井尚之、MAGUMI(レピッシュ)、UAらと3時間半に渡り意欲的なパフォーマンスを見せた。
2006年にはFUJI ROCK FESTIVALに出演。2008年にはアルバム"08"、2014年11月にアルバム"Delicious Time"をリリース。
2015年のバンド結成25周年を"SILVER ANNIVERSARY"と銘打ち、ライブイベント"SILVER RUSH"の主催など精力的に活動する。
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