キム・カーンズ (Kim Carnes 、1945年 7月20日 - )は、アメリカ合衆国 の歌手。「ベティ・デイビスの瞳 (Bette Davis Eyes )」のヒットで知られる。
来歴
ロサンゼルス 出身。父親は弁護士で、母親は病院の理事を務めていた[ 1] 。幼少時、隣人にデヴィッド・リンドレー がいた。1963年、サンマリノ高校を卒業。
1966年 にフォークグループのニュー・クリスティ・ミンストレルズのメンバーとしてデビュー。デイヴ・エリングソンとともに、キム&デイヴ名義で歌った「ノーボディー・ノウズ (Nobody Knows)」が1971年 の映画『バニシング・ポイント 』でエンディングの曲として採用される。
1971年 、アルバム『Rest on Me 』でソロ・デビュー。セールス的にはさほど恵まれなかったが、独特のハスキーボイス に特徴があり、安定的な活動を続ける。ようやく1980年 に「モア・ラブ (More Love)」、ケニー・ロジャース とのデュエット曲「荒野に消えた愛 (Don't Fall In Love With A Dreamer)」がヒットした。
1981年 、ジャッキー・デシャノン の「ベティ・デイビスの瞳 」をカバーし全米で9週1位という記録的な大ヒットとなった。世界各国のチャートでも1位を獲得。グラミー賞 の最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞を受賞した。同曲を収録したアルバム『私の中のドラマ (Mistaken Identity )』もアメリカ、フランス、ニュージーランド、ノルウェーなどで1位を記録した。日本でもホンダ・タクト (スクーター・初代)のテレビCM曲に採用されている。
USAフォー・アフリカ にてウィ・アー・ザ・ワールド を歌う
1985年 にはUSAフォー・アフリカ に参加し、「ウィ・アー・ザ・ワールド 」のブリッジ部分でリードボーカルをとった。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
Rest on Me (1971年、Amos)
『キム・カーンズ』 - Kim Carnes (1975年、A&M)
『愛の予感』 - Sailin' (1976年、A&M)
『ひとりごと』 - St. Vincent's Court (1979年、EMI America)
『ロマンス・ダンス』 - Romance Dance (1980年、EMI America)
『私の中のドラマ 』 - Mistaken Identity (1981年、EMI America)
『愛と幻の世界 』 - Voyeur (1982年、EMI America)
『カフェ・レーサー』 - Café Racers (1983年、EMI America)
『夜空のランデヴー』 - Barking at Airplanes (1985年、EMI America)
『ライトハウス』 - Light House (1986年、EMI America)
『情景』 - View from the House (1988年、MCA)
『愛のゴースト』 - Checkin' Out the Ghosts (1991年、Zebrazone)
Chasin' Wild Trains (2004年、Sparky Dawg)
ライブ・アルバム
Live at Savoy, 1981 (1998年、King Biscuit Flower Hour)
コンピレーション・アルバム
『ザ・ベスト・オヴ・ユー』 - The Best of You (1982年、A&M)
『ベスト・オブ・キム・カーンズ』 - The Best Of Kim Carnes (1982年、EMI)
The Classic Collection (1987年、J&B)
『ジプシー・ハネムーン〜ザ・ベスト・オブ・キム・カーンズ』 - Gypsy Honeymoon: The Best of Kim Carnes (1993年、Capitol)
To Love Somebody (1996年、Razamataz/MasterTone)
The Best of Kim Carnes (2005年、EMI)
Essential (2011年、EMI)
脚注
外部リンク
メンバー シングル アルバム ビデオ
ウィ・アー・ザ・ワールド: ザ・ビデオ・イベント - ウィ・アー・ザ・ワールド - ウィ・アー・ザ・ワールド〜ザ・ストーリー・ビハインド・ザ・ソング - ポップスが最高に輝いた夜
関連項目
カテゴリ